山田選手の右打ちへの取り組みはどうなの? 疑問に感じる三木肇コーチの資質

やっとのことで山田哲人選手のキャンプの写真のアップが終了したので、開幕直前の今日は、
山田選手のキャンプ、オープン戦を通じて感じたこと、
また、山田くんへの連日の熱血指導に当たった三木肇作戦コーチ(守備・走塁兼任コーチ)に関して、
率直に思った事を書いてみます。

異論はあると思いますが、あくまで私が実際に見て感じた私見です。

練習試合やオープン戦を見ていて、私は雄平選手は昨年よりさらに成績を伸ばすだろうと期待していますが、
山田くんについては、ファンであるがゆえに、不安のほうが正直大きいです。

キャンプでは、右方向への意識を持って打撃練習に取り組んでいましたが、果たしてそれが吉と出るでしょうか!?

もともとは引っ張りの打撃スタイルでしたが、杉村繁コーチの指導の下、昨年は広角にも打てるようになり
飛躍的にヒットを量産し、日本人右打者最多安打の記録を塗り替える大ブレイクでした。
また、29本塁打は、昨年の日本人打者の最多本塁打数をマークしました。

この活躍が1年で終わることなく続けられるよう、高い目標を掲げてキャンプに臨んだ山田哲人選手。
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今年のキャンプは、打撃だけではなく、守備も走塁でもレベルアップをはかるため、
連日の特守や居残り練習、また三木塾で学びました。

山田くん自身も、打撃だけではなく守備、走塁面の強化にも着手したキャンプを振り返って
「100点です。無駄なく時間を過ごせた」と充実した様子でした。

しかし、練習試合、オープン戦を通して、数字的には良い打撃成績が出ていません。
オープン戦の成績ほどあてにならないものはないのは承知しています。
例を挙げて申し訳ないですが、一昨年、畠山選手がオープン戦首位打者でしたが、いざ公式戦が始まるとさっぱりした。
また、田中浩康選手も、一昨年はオープン戦は打撃好調でしたが、開幕以降ずっと不調でした。

それはわかっているつもりですが、山田くんのオープン戦の成績は、打率.220 本塁打は1本と低調。
マルチヒットはたしか1試合だけだったように思います?
トップバッターとして出塁率も低いですね。

特に私が気になったのは、三振の多さでした。
ちなみにオープン戦11試合出場で13三振。1試合1個以上の三振を喫しています。
安打数11より多いんです。

キャンプでは、右方向へ打つことを意識して練習をやっていたようですね。
ポイントを近くして引きつけて打球を右に打つ。
昨年のNHKの「球辞苑」“流し打ち”でも紹介されていましたが、
山田くんは昨年、右へ打つことにある程度の手ごたえを感じていたようです。
今シーズンはさらにそれを本物にするためにキャンプで取り組んでいたことと思います。

「球辞苑」の番組の中で、田尾さんが
「右打ちをするようになれば打率が上がって、よくボールを見るので三振も減る」と話していましたが、
今の山田くんはそれとは裏腹の結果となっているのが私は心配です。
何か原因はあるんでしょうね。
開幕前の時期だから、あれこれ試してこうなっていると思いたいですが・・・。

侍ジャパンではホームランを打つなど復調気配で、
また無観客の練習試合ではオ・スンファン投手からホームランを打ったので、
これで大丈夫と思っていましたが、それ以降、やはり調子は上がりませんでした。

もちろん、見ているファンが、昨年の大活躍があったので、山田くんに対してはハードルが高くなっています。
ちょっと打たないと心配になってくるのかもしれません。

すべては開幕してからですが、私が感じたことを挙げておきます。

山田くんのバッティングの特徴は、スイングスピードが速いこと、リストが強いことなどあります。
また、昨年は選球眼もよかったですね。
山田くんは、本来は引っ張って打つのが得意なプルバッターです。それが長所でもあると思います。

右方向へもっと打てれば、さらに打率が上がり、安打数も量産できるのは確かでしょう。
向上心の塊の山田くんが、それを目指すのは最もだと思います。

ただ、ここまでの山田くんのバッティングを見ていると、右打ちの成果よりは、
長所であるスイングスピードが落ち、鋭い打球が激減しているように感じます。
バットの芯に当たった打球が非常に少ないんですよね・・・。

引きつけて打つことがまだ確立してないこともあると思いますが、
私は、なんだか右打ちの弊害が出ているような気がしてならないです。

キャンプでは、ティースタンドの上にボールを置いて打つ練習を連日やっていました。
また、ゆるい球を引きつけて打つ練習にも力を入れていたようです。

実戦にはいって、ほんのわずかですが、やはりポイントが少し遅れ気味のような気がします。
その分、力のない打球が右方向へ飛んだり、引っ張ってもぼてぼてのゴロが多く見られました。
凡打のたびに、私はテレビの前で溜息でした。

右方向へ意識する分、逆に得意のインコースも遅れまいと慌ててバットを振って
空振りするシーンがけっこうありますね。

私は、山田くんにはまだ自然体で、長所をさらに磨きをかける打撃をしてほしいですが、
今は、昨年できていたこともできなくなっているような気がして、ほんとに心配なんです。

私がいろいろ書くと、逆のことが起きることが多いので、今回もどうか逆フラグとなってくれることを
心かから願っています。
杉村コーチがついているので、大丈夫でしょう。
どうか杞憂で終わりますように!


ここからは、三木肇コーチに関しての私の個人的な感想です。
かなり痛烈な批判になるかもしれませんこと、あらかじめお断りしておきます。

キャンプ初日の最初の内野ノックを見て、いままでのコーチより良さそうと思いました。
しかしそれも一瞬でした。
私は山田くんファンなので、キャンプではどうしても山田くんメインで見ていました。
ということは、それだけ三木コーチも観察していたわけです。

とにかく、まあ~、山田くんには熱心です。べったりと言っていいでしょう。
キャンプ2日目くらいまでは、ずいぶん熱心だなあくらいでしたが。
その分、他の選手にはそれほど熱心ではないってことです。

とにかく、一つの守備練習が終わると、必ずのように山田くんを呼び寄せて、あれこれレクチャーしていました。
見学者が見ることができない室内練習場でも、マンツーマンでいろいろ指導していたようですね。

私がまずこれはどうなの?と疑問に思ったのは、打撃練習中、フリー打撃のケージ入りを待っている間にも
山田くんを手招きして、いろいろ話していました。

打撃練習中は、打撃練習に専念させてほしいというのが私の希望です。
確かに待ち時間ではありますが、それまでにも、つきっきりで指導しているんだから
わざわざ呼ぶこともないだろうって思いました。

そのあとフリーバッティングをした山田くんは、こちらが心配するほどかなり悪い状態でしたね。
フォームがバラバラで、鋭い打球もほとんどありませんでした。

これ以外にも、とにかく山田くんへのスキンシップが頻繁で、ちょっとヘンなの?と思いました。
肩に手をやるくらいは誰でもやりますが、耳をつまむってなんなんでしょう!?
それも、三木コーチは取材陣や見学者に見られることを意識してやってるように感じました。
連日のようにやっていたので目撃した人は多いと思います。
スワローズ公式サイト2月11日フォトギャラリーにも耳つまみの写真が載っています。
私も4日目にばっちりカメラに収めました。その日の記事は こちら

2枚写真を載せておきます。
室内練習場から山田くんの耳をつまみながら出てきました。
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階段を下りていく時も、耳をつまんだままでした。
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こちらはオープン戦最終戦の3月22日神宮 試合直前のベンチで、山田くんの頭をつついています。
こちらの記事
その中から2枚
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山田くん、体を倒して避けようとしましたが、立ち上がってもまだやっていました。

記事にも書きましたが、とにかく山田くんにいろいろちょっかいを出してきます。
耳をつまんだり、あと、他の写真でも見ましたが、室内でもバットで頭をこつんとやったり、
公式フォト2/18には、頭を叩かれる写真が掲載されています。
オープン戦のロッテ戦の試合直前にも隣に来て、頭を軽くたたいていました。
いろいろやっているようです。
まあ、頭こつんや軽くたたくくらいはやるでしょうけどね・・・。
しかし、こんな頻繁にいろいろやるもんですかね?
次は何をするんだろうって見ています(苦笑)。
私から見たら、山田くんをおもちゃにしているようで、とても不愉快でした。

三木コーチにしてみたら、高価なおもちゃが近くにあるので、嬉しくて仕方ないのかもしれませんね?
あと、これは下衆の勘ぐりかもしれませんが、山田くんを介して、自分が目立ちたいのかもしれません。

「ヤクルトの至宝」山田くんを、まだコーチ業駆け出しの未知数な三木コーチに
こんなことをされるのは、ファンとしは心外です。
できればやめてほしいですね。

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【追記】三木コーチの山田くんに対する耳つまみや、頭いじりは、
私以外にも、現地で目撃したファンのTwitterや2ちゃんねるでも書かれていて、
もしかして三木コーチの耳に入ったのか??、
公式戦が始まってからは、山田くんいじりは控えるようになりました。やれやれです。
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そんなこんなで、守備や走塁の指導以前に、こちらに私の関心は行ってしまって、
肝心の三木コーチの指導力がどうなのかはわかりません。
特に山田くんには熱心なのはわかります。細かく指示を出しているのも確かでしょうね。
山田くんは新しい発見があると話していました。
でも、特守でも大したことはやっていませんでしたけどね。
とにかく、守備や走塁が、いい方向に向かうことを切に祈っています。

ただ、ヤクルトの守備や走塁のレベルアップのためには、山田くん一人が上手くなっても意味がありません。
チーム全体の底上げがなければ、チームの力とはなりませんんからね。

幸い、安定と信頼のショート大引選手の加入で、内野陣はある程度締まってくるのではないかと期待しています。
コーチの話もいいですが、いいお手本が身近にいるので、生きた教材にしてほしいと思います。


山田くんは、打撃も守備も走塁もレベルアップしたいと大きな目標を掲げました。
なんでも一番になりたいその心意気は買いますが、あれもこれもはやっぱり難しいと思います。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざもあることを肝に銘じて、
地道に一歩一歩、目標に向かって歩んでほしいと願います。

守備に関しては、菊池涼介選手を意識しすぎないようにしてほしいですね。
菊池選手は誰にもまねできないような破天荒・天才なので、追いつきたくても追いつけません。
山田くんは、打撃の方で頑張って差をつける方が賢明だと私は思います。

今シーズンが終わった時に、また山田くんの満面の笑みが見られることを強く願っています。

何だか書きたいことの半分も書けずにまとまりのない記事になりました。
書き足りないことは、シーズン中にまた補足します。
by misty2011 | 2015-03-26 18:07 | 東京ヤクルトスワローズ

プロ野球フォトブログ/東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手を応援しています。

by misty2011
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