山田哲人選手トリプルスリー&100打点!偉業達成までの2015成績まとめ

2015年シーズン、東京ヤクルトスワローズは10月2日141試合目で、14年ぶりのセ・リーグ制覇を決めました。
2年連続最下位からの優勝は、正直、開幕前には私は予想できないことした。
若い真中監督のもと、チーム一丸となって混セを戦い抜いた素晴らしい優勝でしたね。
心よりおめでとうございます。

セ・リーグは残り1試合となりましたが、ヤクルトスワローズは既にレギュラーシーズンを終了しました。
ヤクルト選手たちの個人成績も決まりました。
投手部門ではバーネット投手が41セーブをあげ、オ・スンファン投手と並んで最多セーブのタイトルが確定。

野手部門では、打撃6部門をヤクルト勢が独占!
川端選手が首位打者と最多安打の2冠、畠山選手が打点王、
そして山田選手が本塁打王と盗塁王の史上初の同時2冠をはじめ、最高出塁率のタイトルも確定
打率は川端選手に次ぐ2位、打点も畠山選手に次ぐ2位で、三冠王には届きませんでしたが、見事な準三冠王。

これ以外にも、表彰タイトルの対象ではありませんが、山田くんは最多得点最多2塁打
塁打数1位、長打率1位、OPS 1.027と、打撃部門のほとんどすべてでトップに立ちました。

さらに、松井稼頭央選手以来13年ぶりとなる史上9人目のトリプルスリーを達成した上、
最終戦で100打点をマークして、65年ぶり史上3人目となるトリプルスリー&100打点の偉業を成し遂げました!
おめでとうございます。

何だか凄すぎて、山田くんの大ファンである私でもまだ実感がわきません。
あの細身の身体で、(公表76キロも実際は夏場に痩せて72キロ)
ぶっちぎりのホームラン王って言うのが驚きですね。
もしかして、プロ野球史上、最軽量のホームランキングかもしれません??


タイトル関係のまとめは、レギュラーシーズン全日程が終了後に記事にすることにして、
今回は、3割30本30盗塁のトリプルスリーと100打点を達成した山田哲人選手の今シーズンを
数字で振り返ってみたいと思います。

まずは、山田哲人選手の月別の打率、ホームラン数、盗塁数、打点を表にまとめました。
日刊スポーツのスコア速報や、エキサイトベースボールのデータを参考にしました。
スマホでは表が拡大しないので、出来るだけPCでご覧ください。


山田哲人選手トリプルスリー&100打点!偉業達成までの2015成績まとめ_e0222575_13451553.jpg


最終成績は、打率.329 ホームラン38本 盗塁34 打点100
        打率は正確には.3285 スポーツ紙なども四捨五入して.329と表記しています。


下の表は、日付順にホームラン盗塁、そして打点の通算の数字を色分けして記しました。

山田哲人選手トリプルスリー&100打点!偉業達成までの2015成績まとめ_e0222575_1083100.jpg


上の表を見ると一目瞭然。不調だった4月は表に数字が並んでなくてがスカスカです。
また、あとでわかったことですが、足首を捻挫した6月には盗塁は0です。
ケガがなければ、おそらく40盗塁まで行けたでしょうね。

今季の山田くんは、捻挫や頭部死球などアクシデントにも見舞われた大変なシーズンで、
一歩間違えば取り返しのつかない大事に至っていた可能性すらありました。

公表されていませんが、キャンプではフリー打撃でわき腹に死球が当たり、肉離れをしていたとか。

4月30日の試合では、ファールフライを追って、1塁の武内選手と衝突して転倒。
プレーは続行しましたが、あとで首を痛めていたことがわかりました。

また、調子が上がってきた矢先の5月19日には、DeNA戦で久保投手から頭部死球を受けました。
6月12日西武との交流戦でも藤原投手から頭部死球をぶつけられています。
両打席とも、ホームランを打った直後の打席での頭部死球でした。
故意死球ではないと思いますが、厳しいインコース攻めに合いました。

山田くんは、どちらも倒れましたが、気丈にその場ですぐ立ち上がって、ベンチで処置してもらいプレー続行。
DeNA戦では、直後に盗塁まで決めています。
2度の頭部死球とも、その後、病院で検査したとの情報は全くありませんでした。

頭部死球を受けると、選手によっては、その後、打撃の調子を崩すことがありますが、
山田くんは大丈夫でした。
この辺も、可愛い顔に似合わず逞しさを感じます。
しかし、シーズン2度も頭にぶつけられて、こんなにタイトルを獲った選手って過去にいるんでしょうか?

そして、6月上旬には右足首の捻挫。
どうも走る様子がヘンなので、ケガしているのではないかと心配していたら、やっぱりそうでした。
捻挫がほぼ治ってから公表されましたね。
上の表を見ても、6月は全く盗塁していません。

トレーナーさんによると、決して軽い捻挫ではなかったとのこと。
普通は、腫れや痛みが引くまで試合を休むでしょう。
しかし、山田くんはテーピングをして出つづけました。
それもあって、山田くんは今シーズンは全試合フルイニング出場しています。

私は、山田くんには申し訳ないですが、無理して試合に出ることに関しては賛成できかねます。
肩を痛めて投げられないのに、フルイニング出場にこだわって、晩節を汚した某プレーヤーがいましたが、
決してフルイニング出場を神格化すべきではないと考えます。

ケガをした場合は、まずは治療を優先して、一日も早くコンディションを整えることが大事だと思います。

たぶん、山田くんが「大丈夫っス」と言って出つづけたんだと思いますが、
本人が大丈夫と言っても、周りが止めてほしいですけどね。
試合に出ながら結局は治したようですが、捻挫は繰り返すので予後の悪いケガですからね・・・。
来シーズンは、何かあったら無理はしないでほしいです。

この6月は、盗塁はできませんでしたが、体が自然とかばったんでしょうか!?
山田くんは、6月からホームラン量産モードに入ってきました。
ホームランなら、全力疾走しなくていいし、ベースをゆっくり回れますからね。
ただ、その走る姿さえおかしいと気づきましたけどね。
がまん強いからでしょうが、2塁の守備も普通にこなしていたし、かなり痛かったのではないかと思います。
今さらながら、悪化させなくてホントによかったです。

捻挫が治った7月は大爆発。
打率.434 36安打 10本塁打 25打点 8盗塁で、自身2度目の月間MVPに選ばれました。

8月は、打率は下がったものの、8月21日中日20回戦の第4打席から翌22日の第4打席にかけて、
プロ野球史上19人目となる4打数連続本塁打を記録。
特に22日は3発を含む4安打固め打ちで7打点と打点を荒稼ぎ。
2ヶ月連続で月間MVPを受賞しました。
8月で既に33本塁打を打ったので、トリプルスリー達成が現実味を帯びてきました。

9月は盗塁に力を入れました。盗塁を34までのばし、トリプルスリーがほぼ確定しました。

10月は最終戦で2ランホームランを打って、ついに100打点の大台に!
トリプルスリーだけでも難しいのに、さらに100打点をクリアして、
トリプルスリー史上3人目の100打点の偉業をあっさりやってのけました。

山田くんはまだ23歳ですよ。末恐ろしいですね。
これだけ打っても、バッティング技術はまだまだ未熟。
スライダー攻めに苦しんだこともありました。
今季は111三振とチーム内の三振王でもあります。
慎吾くんのようなカット技術がないんですよね・・・。
打席であまり粘れないので、あっさり三振することが多かったです。
キャンプで取り組んだ右打ちも、今季に限っては消化不良に終わりました。

長打が打てて、引っ張りが得意なだけに、私はそれほど右打ちにこだわらなくてもと思いますが、
安定した打率を残すためには(一部書き換え)、いずれは身につけておかなきゃいけないでしょうね。
来季への課題はたくさんありそうです。

それだけ伸びしろを感じさせてくれる選手なので、トリプルスリーも、今年だけじゃなく
毎年のように狙えそうに思いますね。
是非、挑んでほしいと期待しています。

今シーズンは準三冠王に終わったので、来季からは三冠王への期待もありますが、
ホームランや打点は外国人選手の出来次第、
首位打者は、やっぱり慎吾くんの方が内野安打がある分一枚上かな?

そうだ、高級時計は、山田くんが慎吾くんにプレゼントしなきゃいけないんですよね。
来季はホームランでもかけて争ってはどうでしょう?慎吾くんは絶対ノッてこないでしょうけどね!

【追記】この記事を書いたあと、山田くんは9月の月間MVPに選ばれました。
なんと3カ月連続のMVPです。年間最優秀のMVPも決まりでしょうね。
9月は石川雅規投手も選ばれました。おめでとうございます。
明日にでも改めて記事に書きます。
by misty2011 | 2015-10-06 16:37 | 東京ヤクルトスワローズ

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