シーズン半分72試合終了時点での山田哲人選手打撃成績

前回は、山田哲人選手の交流戦での打撃成績をまとめましたが、
今回は、シーズン半分、72試合終了時点での打撃成績をまとめました。
参考までに、東京ヤクルトスワローズは、現時点で、12球団で最も多く試合を消化しています。

まず最初は、2年連続トリプルスリーを目指す山田選手の、ホームランと盗塁の経過を見ます。

下の表は、ホームランと盗塁を記録した試合を示しています。
赤が本塁打、青が盗塁です。数字は通算の数字となります。

シーズン半分72試合終了時点での山田哲人選手打撃成績_e0222575_22354627.jpg


続いて、6月19日終了時、72試合消化しての打撃成績一覧表
この6部門が、打撃タイトルにかかわってきます。
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データはSports navi やエキサイトベースボール他を参考にしてまとめました。

これ以外では、山田選手はOPSが1.106でトップをはじめ
得点60 2塁打18 塁打177 四球54 長打率.668 などで1位の成績を収めています。


けがなく試合に出場できれば、2年連続トリプルスリー達成の可能性は高く、
それ以上の、本塁打40-盗塁40の「40-40」のNPBでは前人未到の記録達成も夢ではありません。
さらには、打率、本塁打、打点の打撃3冠王も期待できる成績で、
また、安打数、盗塁、出塁率のタイトル部門を加えると、6冠さえ狙える可能性があります。

三冠王、それ以上が期待されている山田くんですが、私は一番達成してほしいのは
2年連続トリプルスリー以上の、NPB前人未到の「40-40」です。

今のところ、ホームランは何とか届きそうですが、盗塁は厳しいでしょうね。
30は行けそうですが、40となると、打順、後ろの打者との兼ね合いもあります。
また、山田くんは長打が多いため、シングルヒットが少な目なのもマイナス要因。
四球で出た時が、最も走るチャンスはありますが、やたらめったら走る選手ではありません。

盗塁数を稼ぐため、何でもかんでも走る選手がいる中、
山田くんは、個人成績に走ることなく、常にチームのために、どうすべきかを考えて
プレーしています。若いのに、なかなかできることではありません!

シーズン終盤になってのチーム状態にもよりますが、もし「40-40」の可能性があった場合、
チームとして後押しをお願いしたいと思います。


あの細身の身体で、異次元のことをサラッとやり遂げそうな山田くんには、驚くばかりです。
こうして数字を見ると、改めて凄い選手ですね。
見た目は、どこにでもいそうな可愛い系の好青年で、その凄さとのギャップが、また魅力です。

それでも本人は、「いつ打てなくなるかわからない」と口癖のように話し、
毎日の杉村コーチとのティーバッティングを怠りません。
どれだけのプレッシャーと戦っているんでしょう。
想像しただけで、私だったら耐えられそうにありません。


これだけ打っても、山田くんは決して奢ることなく、基本的にはネガティブで臆病。
それが、常に上を目指す原動力になっているんでしょうね。

ちょっと前の記事ですが、
サンスポ こちら

この記事によると、山田くんは、履正社高時代から手首痛を抱えていましたが、
右手首に巻くマクダビッド製の赤色のサポーター使用することで痛みが緩和され、
「サポーターを巻くとうまく打てる気がする」と、
このサポーターがラッキーアイテムになっています。

また、こちらも10日以上前の記事ですが、スポニチ こちら

によると、体調は万全でないとのこと。
春季キャンプから腰の張りを感じていて
「今年はずっと(腰が)良くないんですよね…。(痛み止めの)注射は嫌だからやってないけど」
就寝前は「明日打てなくなったらどうしよう」と毎晩のように不安がよぎるそうです。

リーグ再開までに、少しでも疲労が取れるといいのですが。

私もネが心配性で、なかなかポジティブにはなれない性分なので、わかる気がします。
山田くんの場合は、ネガティブ思考であっても、そうならないよう常に向上心を持って、
努力しているんだろうって思います。若いのに頭が下がります。

打席では、さんざんチャンスに打てないと叩かれ、自身も得点圏打率が悪いことを気にしています。
これだけの選手、しかもまだ発展途上の選手に対して、これ以上のことを望むのは酷ってもんでしょ。
ファンが完璧さを求めて山田くんにがっついても、それは山田くんの負担になるだけです。

腰痛を抱えながら試合に出つづけているのなら、壊れた試合や、大差で勝ってる試合では、
途中から休ませてあげてほしいですけどね。
自身も、フルイ二ング出場なんて、大して価値のないことへのこだわりは捨ててほしいです。
これだけは、切にお願いしたいことです。

山田くんの場合は、打つだけじゃなく、守備、走塁など、走攻守すべてに卓越した選手です。
ヤクルトに限らず、打つことだけに特化している選手が多い中で、
3拍子揃った山田くんが、どれだけチームに貢献しているかを、
ヤクルトファンならばこそ、文句を言う前に、もっときちんと評価してほしいです。

今はまだ、チャンスの打席で結果が出せず苦しんでいますが、どうか長い目でみてやってください。
そのうち、打ってほしい時に打ってくれる真のスーパースターになってくれる日がやってきます!

サンスポ 交流戦2冠の燕・山田、リーグ戦再開へ課題「チャンスで打つ」

本人も、新たな決意でリーグ再開に挑む覚悟です。
ただ、あまり気負わないでほしいですね。
期待が大きいからって、ひとりですべて背負い込むことはありません!

真中監督は、山田選手は4番固定の方針のようですが、
私は3番の川端選手を含め、今の打順には、少なからず異議アリです。
坂口ー川端選手の並びが機能していないこと、また山田選手の後ろを誰が打つかも重要です。

その意味でも、畠山選手の長期離脱は非常に痛いですね。
昨年の畠山選手は、チャンスで山田くんが凡退しても、後ろで何とかフォローしてくれました。
また、盗塁へのアシストもやってくれました。
今シーズンは、そういう役割をできる選手が見当たりません。
その辺を含めて、すべて山田くんのバッティングにかかってくるプレッシャーは
ハンパないでしょうね。

ヤクルトスワローズに「山田哲人」選手がいる喜びは、何物にも代えがたいことです。
スーパースターへの道は、まだ始まったばかり。
これからの進化を温かく見守りましょう!

by misty2011 | 2016-06-22 11:38 | 東京ヤクルトスワローズ

プロ野球フォトブログ/東京ヤクルトスワローズ・山田哲人選手を応援しています。

by misty2011
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