Out of focus ~Baseballフォトブログ~

2017年 04月 10日 ( 1 )

開幕3カード経過、山田選手などWBC侍戦士は大半が打撃不調!?

3月31日にプロ野球が開幕して、昨日までに3カードが終了しました。

今シーズンは、開幕前に第4回WBC大会が開催され、
日本代表は下馬評を覆す快進撃で準決勝まで進みました。
惜しくも決勝進出はなりませんでしたが、侍ジャパンの活躍にテレビは高視聴率で、
普段は興味がなかった野球ファン以外からも大きな注目が集まり、日本中が盛り上がりました。

開幕後、その侍ジャパンの戦士たちが、どういう活躍をするかは、私にとって一つの関心事でした。
東京ヤクルトスワローズから野手としてWBCを戦った山田哲人選手は、今のところ本調子からは程遠く、
チームも5連敗と低調な滑り出しとなりました。

ということで、今回は、野手に限ってですが、
侍ジャパンの選手たちの開幕3カード経た打撃成績を調べてみました。

まずは、パ・リーグから
打撃成績は、主に打率ランキングでチェクしました。(敬称略)
ベスト5は以下の通り
 1.鈴木大地 (ロッテ)  .464 本塁打2     
 2.近藤健介 (日本ハム) .429 本塁打0
 3.大谷翔平 (日本ハム) .407 本塁打2 
 4.ペゲーロ (楽天)   .370 本塁打3
 5.中村剛也 (西武)   .367 本塁打0

ベスト5の中には侍戦士は一人も入っていません。侍戦士を見ると
  7. 内川聖一 (ソフトバンク) .353 本塁打4(1位)
 18.秋山翔吾 (西武)   .273 本塁打0  
 27.中田翔 (日本ハム)   .200 本塁打0
 41.松田宣浩(ソフトバンク) .121 本塁打0

日本ハムの大野奨太捕手は規定打席未満でランキング圏外、打率は.059
嶋捕手の離脱で緊急招集となった西武ライオンズの炭谷銀仁朗捕手も、規定打席未到達で、打率は.190


続いてセ・リーグ
ベスト5は以下の通り
 1.鳥谷敬 (阪神)    .467 本塁打0    
 2.大島洋平 (中日)   .462 本塁打1
 3.田中広輔 (広島)   .395 本塁打0
 4.エルドレッド (広島) .385 本塁打2
 5.丸佳浩 (広島)     .379 本塁打1

セ・リーグは、侍ジャパンでは控えに回り、出番が少なかった田中広輔選手が3位と健闘。
それ以外の侍戦士を見ると
  9.坂本勇人 (巨人)   .367 本塁打1
 13.鈴木誠也 (広島)   .333 本塁打1
 22.山田哲人 (ヤクルト) .265 本塁打1
 23.平田良介 (中日)   .263 本塁打1
 28.筒香嘉智 (DeNA)  .226 本塁打0
 31. 菊池涼介 (広島)   .189 本塁打0
 39.小林誠司 (巨人)   .087 本塁打0


侍戦士の中でも、WBCとのギャップが最も大きいのが小林誠司捕手
WBCでは、試合ごとに急成長して、ついに日本代表の正捕手にのぼり詰めました。
リード、キャッチングがよくなったのは勿論、バッティングでの活躍は目を見張りました。
最初は、偶然かと思っていましたが、あそこまでしぶとく、チャンスにも強い打撃には感服しました。
侍のラッキーボーイ、シンデレラボーイとなったイケメンキャッチャー小林捕手は、女性ファンが急増中。
日本代表が準決勝まで進むことができたのは、小林捕手の成長があったからだと思います。

しかし、開幕後、巨人は上々の滑り出しですが、小林捕手の打撃成績は、4月9日時点で、
規定打席到達者の中では最下位、打率は1割を切っています。
元々、打つ方はそうでもなかったので、WBCが出来過ぎの感もありますが、開幕後は打てていません。
まあ、リードで精いっぱいのこともあるんでしょう。
WBCでは、各国代表のデータを頭に詰めていて、シーズンへの準備は遅れて当然でしょうね。
今は、打撃どころじゃないのかもしれません。

日本ハムの大野捕手に至っては、日本代表になったにも関わらず、
ファイターズの試合では、キャッチャーは併用となっています。
こちらも打率は1割未満です。
大野捕手は、大谷投手専用捕手として代表に選ばれたようにも思えるので、
その大谷投手が右足首痛でWBC辞退、そして、開幕後は野手専念で打撃好調も、
ついに左太ももの肉離れで戦線離脱したので、大谷投手が復帰までは、捕手併用で出番は減りそうですね。


一方、WBC準決勝で負けた際に、人目をはばからず大粒の涙を流していた内川聖一選手は好調です。
今回が最後の侍代表戦となりました。
その無念さを胸に、開幕後は、ヒットは勿論、既に4本もホームランを打ってチームをけん引しています。

侍ジャパンで不動の4番を務めた筒香嘉智選手は、調子が上がっていません。
ヤクルトは開幕カードが横浜DeNA戦で、私は筒香選手に打たれるだろうって覚悟していましたが、
タイムリーの1安打に抑え、このカードを勝ち越しました。
侍前半での活躍、後半での尻すぼみで、筒香選手の弱点が見えてきて、
開幕カードでは、ヤクルトバッテリーはそこを徹底して攻め功を奏しました。
筒香選手は、まだホームランが出ていません。
打率も少しづつ上がってきましたが、依然低いままです。

筒香選手と4番を争った中田翔選手は、まだホームランなしで、打率も低いまま。
9日の試合では、右脚付け根に痛みが出て途中交代。
今日の検査の結果次第では、欠場どころか、出場選手登録を抹消される可能性もあるとのことです。
大谷選手離脱に続き、ファイターズは大きな痛手ですね。
ファイターズは、中島、大谷選手の相次ぐ代表辞退など侍ジャパンを振り回した形となりましたが、
そのツケが回ってきたようにも思えます。

また、侍ジャパンではミラクルスーパー守備で世界を驚かせた菊池涼介選手も、
打撃は不調で、現在1割台です。
WBCでは、準決勝でエラーを取り返す右へのホームランを打ち、そのパンチ力を見せましたが、
開幕してからは、まだ一発は出ていません。
ただ、ヤクルト戦ではファールで散々粘り、いやらしさを発揮していたので、
状態はそれほど悪くは感じませんでした。すぐに調子は上がってくると思います。

侍では控えに回り、慣れないサードをやらされたり、ショートをやったりで大変だった田中広輔選手は、
ただいま絶好調。
侍では、出番が少なく調整が難しかったと思いますが、しっかり開幕に合わせてきました。

鈴木誠也選手も3割超を打っているので、まずまずですが、まだ昨年のような怖さは感じません。
菊池、鈴木選手が本調子になったら、カープ打線は手が付けられないでしょうね。

WBCからずっと好調を維持しているのは坂本勇人選手
昨年の首位打者が伊達ではないことを、きっちり示しています。
元々、インコース打ちは天才的ですが、右へのヒットも量産して、巧打者ぶりを発揮しています。
一時の打撃不振の期間を乗り越えて、本物の打撃になってきましたね。
広角に打つバッティングが安定していて、チャンスにも強い頼もしいバッターです。

秋山翔吾選手は、WBC本大会前の強化試合で死球をぶつけられ、
右足小指を骨折していたのを隠して試合に出場しました。
出番は少なめでしたが、出た試合では走攻守とも渋い働きをしてくれました。
開幕後は打てませんでしたが、徐々に打率が上がってきました。
もう心配いらないでしょうね。

侍以外では、オランダ代表でWBC打撃三冠のバレンティン選手も、打率.206 本塁打1と不調。
WBCでは集中力が凄まじく、スーパーバレンティンになっていて、今年はやってくれると期待しましたが、
チームに戻ると、開幕初戦は良かったものの、すぐに悪い時のバレンティン選手に戻っていました。

集中力が続かず、チャンスでは、ボール球に手を出し大振りが目立ちます。
守備でも失点につながるミスが目立ち、チームの足を引っ張っています。
WBCでは大活躍しましたが、オランダは決勝には進めず、
燃え尽き症候群に陥っているのかもしれませんが。

まだ3カード終了しただけなので、このデータでどうこう言えませんが、
大半の侍戦士たちはスタートダッシュにつまづいています。

WBCに合わせて、侍たちは早くからそれに合わせて調整しなければいけませんでした。
また、世界一を奪還を旗印に、モチベーションを目いっぱい高くして戦いました。
一部の侍を除き、今は心身とも、その疲れがどっと出ているかもしれませんね。
ボールの違い、球場の違い、また、WBCの外国人投手の投げるいわゆる動くボールへの対応で、
バティングを微妙に狂わせている選手がいても不思議ではありません。
また、山田選手のように、WBC後のオープン戦に出場出せず、開幕がぶっつけ本番となった選手もいます。

最後に、山田哲人選手について
WBCでは、慣れないDHで、主にトップバッターとして起用されました。
1次ラウンド、キューバとの開幕戦では、幻のホームランとなった不運から始まりました。
2次ラウンドの東京ドーム、キューバ戦では、1試合2発のホームランを放ち、
これで大丈夫かと少しほっとしましたが、結局、最後まで本調子とまでは行かず、
数字的にはまずまずの成績も、消化不良の感は否めませんでした。

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WBCから帰国後、オープン戦には出ることなく開幕戦を迎えます。
開幕戦では、ヤクルト打線が先発全員安打で9得点、横浜DeNAに快勝
山田選手もタイムリー2塁打を含む2塁打2本を打ち、上々のスタートを切りました。
3戦目では今季1号となる2ランホームランを放ちますが、9回同点の満塁サヨナラの場面では空振り三振。

阪神戦の初戦の初回には、藤浪投手から顔近くに危ない球が向かって来て、その場に倒れました。
それ以降、打撃状態は急降下。
昨年の終盤ほど腰は引けていませんが、それでも外の球には踏み込めず手打ち状態。
また、抜けた甘い変化球を空振りするシーンが多くなってきました。
ストレートには遅れ気味で、甘い球が来ても、体の開きが早いのか、打球に伸びがなく、
ミスショットが目立ちます。
広島3連戦ではノーヒットに終わるかと思った最後の打席で、ようやくヒットが出ました。
ノーヒットで終わるのと、1本でも出るのとは大違い。
これが復調のきっかけになればと思います。

山田選手は毎年、オープン戦や春先は打撃不振と言われていますが、
昨年はオープン戦は絶不調も、いざ開幕すると順調にヒットやホームランを打ちました。
オールスター前あたりから、調子が下降しました。
後半戦、特に2度目の背中への死球を受けて以降は、打撃は思いだすのもつらくなるような惨状でした。

今の調子の悪さが、春山田なのでそうなのか、昨年後半からの長い長い不調モードの続きなのか、
どちらか私はわかりません。
出来れば、WBC疲れがあり、まだ体が温まっていないからであってほしいですが、
私はあまり楽観的にはなれません。毎度のネガティブですみません。
昨年の後半以来、絶好調の山田くんを見ていませんからね・・・。
今までで一番ながい不調期間となっています。

まあ、でも、そのうち打ち出すだろうと思ってないと、やってられません。
チームも山田くんが打ちださないと、勢いがつきませんからね。
しばらくの辛抱と思って、気長に待つことにしましょう。
って・・・言っても、正直、いつも心配でならないんですけどね。調子がいい時でもそうです。
選手のファンって、応援すればするほど、そんなものです。

杉村コーチとのティーは今年も続けているんでしょうか?
最近は、以前ほど、その効果がないようで、それも気がかりのひとつです。
その日、打った打てなかったじゃなくて、
願わくば、こう打てばこうなるというような打撃技術をもう少し身につけてほしいと願っています。
バットコントロールが、一流の選手の中ではあるとは言えませんからね。

感性とタイミング次第のバッティングでは、やはりそのうち限界が来るような気がします。
今年は、山田くんファンにとって覚悟の1年となりそうです。
これって、私、毎年書いているような(苦笑)!
だから、逆に今年も大丈夫と思いたいです。

by misty2011 | 2017-04-10 17:17 | 東京ヤクルトスワローズ