Out of focus ~Baseballフォトブログ~

2017年 05月 01日 ( 1 )

山田哲人選手を昨年の9月10日に戻してあげたい…絶不調の原因は何なのか!?

神宮での読売ジャイアンツとの3連戦に勝ち越し、最下位から脱出した東京ヤクルトスワローズ

3戦目は、3失策5安打ながら、相手セカンドの判断ミスで決勝点をあげるという幸運もありました。
ミスが出れば負けると言いますが、
相手チームより多くのミスが出たにも関わらず、この試合を勝てたのは大きいでしょうね。

勝って月曜日を迎えるのは本来なら気分がいいものですが、私の場合はそうはいきません。

昨夜の試合で、山田哲人選手は5試合24打席連続ノーヒットの自己ワーストを更新。
打数に限れば、この間に6四球もらっているので、18打数ノーヒットとなっていて、
打率は.191まで落ちました。

ちょっと前の、全くボールが見えてないのかと思うような空振りは減りましたが、
依然ヒットは出ません。
打撃不振の原因については、解説者、評論家、真中監督、そして打撃指導をしている杉村コーチと
見解はさまざまです。
真中監督の「大丈夫でしょう」以外は、それぞれ、素人でもなるほどとわかる部分はあります。

問題は、今回の不調を単なるスランプと見るか、不調だけでは片付けられないものかどうかだと思います。
とにかく不調の期間が長いですからね。

山田選手は、厳密にいえば、昨年のオールスター前から不調の波に入っています。
当時は、足腰にかなり疲労が溜まっていたようです。
ファン投票1位で選ばれたオールスターでは、ノーヒットに終わりました。

追いうちをかけたのは、7月30日の巨人戦で背中への死球。
その後もフルイニング出場を続けていましたが、8月9日の中日戦第1打席後、ベンチに下がりました。
翌日のMRI検査の結果、左第八肋骨骨挫傷と診断され、登録抹消。
8月24日に1軍復帰しました。

復帰初日はノーヒットでしたが、その後は2安打、3安打して、
田原投手から受けた背中への死球の影響はそれほど感じられませんでした。

本格的に打てなくなったのは、9月11日の阪神バッテリーによる故意死球からです。
その前日、9月10日には、同じ阪神戦で1試合3本のホームランを放ち、
お立ち台ではケガも治ったので、CSに向けて頑張っていくと骨挫傷からの完全復帰を果たしたばかりでした。

その後の打撃不振は、まだ記憶に新しいところです。
9月11日当日から、最終戦の9月29日までの成績を調べてみると、
38打数3安打、死四球7(うち死球2) 打点5で本塁打0 打率はなんと.0789

その打撃成績を細かく見ると、9月11日~9月17日にかけては、21打席ノーヒットで、
17日の第4打席目に22打席ぶりにヒットが出ました。
奇しくも、最初に背中にぶつけられた田原投手からの意地のヒットでした。
翌日18日にも2打席目に小笠原投手からヒットを打ちましたが、このあと、また長いトンネルに入ります。

9月18日の第3打席から、最終戦29日第4打席、
引退登板だった三浦大輔投手からタイムリー2塁打を打つまで19打席ノーヒットが続きました。

私は当時、ブログで、もうスタメンから外してほしいと何度も書きました。
打率が急激に落ちましたからね。
9月10日までに、既に38本塁打、30盗塁はしていたので、残るは打率がどうなるかでした。

9月10日終了時で、打率.326あったのが、下がり続けて、
一時は打率3割を切るのではないかと心配して、毎試合、残り打席を想定して計算していたくらいです。
最終的には、打率.304 本塁打38 盗塁30で、
プロ野球史上初の2年連続トリプルスリーの偉業を達成しました。

打撃成績の心配もありましたが、
昨シーズン後半戦での2度の背中への死球、特に、2度目にほぼ同じところに死球をぶつけられた際には、
打撲の痛みよりも、山田選手のメンタル面を私は非常に心配しました。
最初のケガが完治し、3発打った直後の試合で、今度は故意とも思われるデッドボールでしたからね。
そのショックはいかばかりだったかと思います。
誰でも経験があると思いますが、ケガの傷は治療すれば治ります。
しかし、心に受けた傷はなかなかとれず、いつまでもその痛みは残るものです。

ノーヒットが続く中、大勢のファンは死球のトラウマで、イップスになるのではないかと危惧しました。
実際、山田くんは当時、
「デッドボールの残像が残っている。自分の方にボールが向かってくるような幻覚を見る」と話しています。

シーズンオフには、その恐怖は癒えたようなことを話してはいましたが、
実際はどうだったかは誰も知る由はありません。本人もわかっていなかったかもしれません。

私は、少しでも心因的なものが残ってはいけないので、オフにはメンタルケアをやってほしいと願いました。
2度目の死球では病院にも行ってないので、オフには打撲箇所をきちんと検査してほしいとも書きました。

また、これだけバッティングの調子を落としていたので、
WBCは強化試合を含め、本戦も侍ジャパン日本代表入りは辞退してほしいと願いました。
前にも書きましたが、WBCどころじゃないと思っていたからです。
まあ、これは本人が侍入りを希望していたので、今さら言っても無駄なことなんですが。

さらに、その時点では、小久保監督がサードでの起用を考えていたので、
WBCどころじゃないのに、ましてやサードの守備練習なんてやっている場合ではないと、
非常に憤りを感じました。

年が明けて、山田選手にあの死球の影響があるのかないのか、非常に気になっていました。
沖縄浦添キャンプでは、ティーバッティングは機嫌よくやっていました。
ただ、フリーバッティングでは、前にも書いた通り、キャンプ2日目のフリーバッティング以外は、
素人目にもよくなくて、心配になりました。

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宮崎侍強化合宿でも、ティーバッティングは楽しそうにやっていました。
ただ、フリーバッティングは、沖縄より気温が低かったのもあってか、
さらに悪くなっていて、ミスショットだらけで快音が聞こえませんでした。

キャンプ、強化合宿で、状態がよくないのを見ていたので、WBCは、物足りなさはありましたが、
山田選手としては、あれでも十分頑張ったほうだと思います。

迎えた2017開幕カードは、私の心配をよそに、まずまずのスタートを切りました。
初戦でマルチヒット、3試合目で今季初ホームラン。
その後は、1日1善は続いていましたが、ズムスタでのカープ3連戦では3試合で1安打のみ。
この頃から打率は徐々に下がりだし、
25日豊橋での中日戦でマルチ、8回にはタイムリー2塁打を打って以降、
ぱったりヒットが打てなくなりました。

28日巨人戦での試合前、三木ヘッドコーチが山田選手に対し、
約30分間の「カウンセリング」を行ったそうです。

「下向くな」悩めるヤクルト山田哲人に三木HCが緊急面談

その中で、三木コーチは『(結果が)ダメでも、下を向いてベンチに帰ってくるな』
ということも話したそうです。
そういえば、ここ2~3試合は、打てなくても表向きは平静さを保っているように見えなくはないですね。

しかし、同日、山田くんは
「暖かくなってきたら打ちます。そうだな、5月中旬から打てる、そんな気がする。ここからです。
小学校からずっと野球をやってきたんだから勘で分かります」と言いつつ、
「この状況は……。いやぁ、しんどい。みんなに今の自分の気持ちを分けてあげたい。
分けたらつらくて死んじゃうかも」と、苦笑いを浮かべながらため息を漏らしたとあります。
日刊ゲンダイの記事なので、まともに信じていいのかどうかわかりませんが。

ただ、わかることは、出来るだけ前向きでやって行こうとする強い気持ちと、
一方では、つらい心の内が垣間見れます。

しかし、こういうカウンセリングは、昨年の死球後にすぐにやってほしかったですね。
遅すぎます。

評論家や解説者は、山田選手の不調について、いろいろな事を指摘しています。
山田選手は、頭がブレず、腰がくるっと回ってシャープにバットを振り抜くのが本来の姿。
今はそれができません。バット軌道に狂いが生じているように見えます。
また、始動が遅い上に、軸足にためがないまま、体が開いて打ちに行っているのも事実でしょう。
フォームがとにかく以前の好調時に比べて崩れています。
すべてがすぐに良くなることは難しいですが、どれか一つからでも修正できたらと願います。

別の観点では、オフの体重増で、動きが重くなっていて、体にキレがないとの指摘もあります。
足も随分遅くなっています。これは、どこか脚に不安を抱えている可能性がありますが。
夏痩せするタイプなので、暑くなればキレが戻る可能性は大でしょうね。


ここで、あえて山田選手の長期にわたるスランプの打撃成績を載せておきます。
数字は自分で調べましたが、間違いがあれば指摘してください。訂正します。

昨シーズン、2度目の体への死球から最終戦までの打撃成績は、
10試合 38打数3安打 打率.0789(ケタ間違い訂正) 5打点 本塁打0 7四死球(うち2死球)

今シーズン4月終了時までの25試合の打撃成績は、
25試合 89打数17安打 打率.191 8打点 本塁打2 22死四球(うち死球1)

二つを通しで計算すると
35試合 127打数20安打 打率.157 13打点 本塁打2 29死四球(うち死球3)

昨年死球前の9月10日の打率.326を見ると、単なる不調でここまで落ちるとは考えにくいです。
やはりあの死球が何らかの影響を及ぼしているのではないかと思わざるをえません。
すべての打席でそうではありませんが、バッターボックスで、インコースの球に過剰反応し、
腰が引けているのは事実でしょう。

本人は頭の中では、もう大丈夫と思っているはずです。
しかし、体が微妙に反応しているってことは、まだあの恐怖を自身の意志とは別のところで、
体が覚えているってことなんでしょうね。

打撃練習の他に、本人が否定しても、何かメンタルケアが必要かもしれません。
野球の場合、送球イップスと言うのはよく聞き、また克服法も紹介されていますが、
死球によるイップスというのは、相手があることだし、これと言った克服法はなさそうですね。
死球イップスは、むしろぶつけたピッチャー側にその傾向が出ることが多いようです。
藤浪投手も、そうじゃないかと言われています。
いや、私は彼は違うと思います。ぶつけても懲りません。俺様メンタルが強いんでしょう。
山田くんに分けてもらいたいくらいです。

ぶつけられた側では、これまで誰がそうだったか私はあまり知りません。
昨年引退した栗原健太選手の名前があがることがありますが、
成績を調べると、どちらかと言うと肘を痛めたことの方が、不振の大きな原因だったように思います。

山田くんが、イップスかどうかは私はわかりませんし断定もできませんが、
どちらにしても結局は自分で克服するしかありません。
時間はまだかかると思いますが、必ず立ち直ることを信じて待つしかありません。
いろいろなプレッシャーに負けないで、前を向いてアグレッシブに向かってほしいです。

山田くんファンとしては私以上にネガティブなファンは少ないと思います。
決して、山田くんのことを悪く言うつもりではなく、心配しすぎてそうなるんです。
ただ、今シーズンの開幕後の成績は、その私の心配の遥か上を行くほどの不振で、
これには私もへこみました。

ダラダラ書いてきて、何が言いたいのか私自身がわからなくなりました。

この記事を書いて投稿する寸前に、こんな記事を見つけました。
絶不調のヤクルト・山田「今は病んでる。でも交流戦から…」

杉村繁コーチは「ティー打撃では技術面でどこも問題がない。精神的なところだと思う」と指摘。
山田選手は「ティー打撃はすごくいいんです。でもフリー打撃から違う感じがあるし、
試合でもうまくいかない」と首をひねったとあります。

そう、まさにキャンプや強化合宿もこれでした。
ティーでは、いいフォームで楽しそうに打っているのに、打撃ケージに入った途端にヘンになるんです。
それが、試合ではもっと崩れます。
結局、生きた球に対して、思うように体が動かないんでしょう。
今もそれと同じ状態だとすると、まだ時間はかかるでしょうね。
メンタルの問題だとするなら、やはり死球の影響が私は真っ先に浮かびますけどね・・・。


明日からの阪神3連戦では、因縁の岩貞投手との対戦が予想されています。
あの死球後、3月3日にWBCの強化試合で、一度対戦しています。
その試合で山田選手は2安打していますが、
岩貞投手との対戦では、フルカウントからボール球を振って空振り三振に倒れました。
どちらもかなり意識していた感じでした。

もし、今回、岩貞投手からヒットを打てたら、不調からの脱出には、それが一番効果的だと思います。
何としても打ってほしいですね。
藤浪投手と違って、ある程度のコントロールはある投手ですし、
キャッチャーが原口捕手じゃなく梅野捕手なので、そうえげつないことはしないと思います。
是非打って、吹っ切れてほしいです。そうなるよう祈っています。

by misty2011 | 2017-05-01 19:17 | 東京ヤクルトスワローズ