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データで見る最低限ができないヤクルト打線!犠飛4・併殺打41(ともにリーグワースト)広島は犠飛16

東京ヤクルトスワローズは4連勝のあと、日曜日の阪神戦で勝てる試合に逆転負け、
広島2連戦には連敗して3連敗となりました。

昨日5月24日終了時点で、ヤクルトは44試合消化して19勝25敗で借金6、5位に低迷しています。

敵地での広島カープとの2連戦を改めて振り返ってみると、
初戦は2-3の1点差負けでも、内容的にはチームの力の差を感じました。
2戦目は、なすすべなく1-6で完敗

広島は、長打力もありますが、その上、ランナーが出ると、犠打、進塁打などで走者を進め、
無死3塁や1死3塁からは、きっちり犠牲フライや内野ゴロで得点を奪い、ソツのない攻撃ができます。

かたや、ヤクルトは走者が出ても、進塁打さえ打てず、ヒットは主に単打で各駅停車。
さらに、3塁へ進んだ場面でも、犠牲フライなど最低限の仕事が出来る選手がほとんどいません。
同じ一つのアウトでも、カープとは質の違いを感じます。

チーム打率.243(5/24時点でリーグ5位、巨人が.241で6位)で、併殺打はリーグ最多の41
今季は長打も少なく、盗塁もできない上に、打者は何の工夫も意識も持たず、打席でただ打つだけ。
ベンチから打者に何らかの指示があるかどうかは不明ですが、これでは得点できないのは当然です。

広島カープは、リーグトップのチーム打率.276に加え、長打力、走塁に優れ、
犠牲フライもリーグ1位の16 強いはずです。

今日は、ヤクルトスワローズ打撃低迷の現状をデータで見てみたいと思います。
まずは、ヤクルトにとっては最低限もできないとよく言われる犠牲フライについて
数字は5月24日終了時  データは主にエキサイトベースボールで調べました。

犠牲フライ
 1. 広島  16
 2. 中日  12
 3. 阪神   9
 4. 巨人   8
 5. DeNA  7
 6.ヤクルト 4

ヤクルトの犠飛4と言う数字に、改めて驚きました。
こんなに少なかったんですね。
ちなみに、チームでは、雄平2 西浦1 上田1 (以下敬称略) の計3選手が犠飛を打ったのみ。

リーグでは、鈴木誠也、ロペス選手の3がトップで、飛びぬけた数字の選手はまだいません。

続いて、ランナーが出た場合、進塁打などのケースバッティングができず、
どれだけチャンスを潰しているかの数字として併殺打の数を見てみます。

併殺打
 1. ヤクルト 41
 2. 阪神   36
 3. 巨人   32
 4. 中日   29
 4. 広島   29
 4. DeNA   29

ヤクルトは多いとは思っていましたが、やはりダントツのワーストでした。
チームでは、バレンティン6 中村悠平6 山田哲人5などとなっています。

リーグでの併殺打ワーストは福留孝介の9です。以下6は複数います。



真中監督は、「自主性」を掲げて、就任初年度の2015シーズンは、見事セ・リーグ優勝を成し遂げました。
打者は、打撃3部門のタイトルを独占
2番川端慎吾選手が首位打者と最多安打、3番山田哲人選手が本塁打と盗塁王の2冠で、出塁率も1位、
そしてトリプルスリー達成
4番畠山和洋選手は打点王に輝きました。

投手陣はリリーフ陣が充実していて、ロマン-オンドルセクーバーネット投手のROBが勝利方程式を確立。

昨年は、先発・リリーフの投手陣がどちらも投壊状態となり、
チームの打撃は、今年よりは良かったものの、失点をカバーできるだけの打線ではありませんでした。

投手陣の立て直しが急務となった今シーズンは、投手陣は今のところ昨年よりは健闘していますが、
打線の方は、ほとんどすべての選手が低調。
筆頭は山田選手の長期の大不振、
バレンティン選手は、このところ調子は上向いてきていますが、昨日のようなブチ切れ退場、
また、守備・走塁面でのマイナスなどと考えると、チームへの貢献度には疑問符がつきます。

真中監督は、2年前の優勝の成功体験をまだ引きずっているかのように感じます。
実際のところは知る由がありませんが、
はた目には、選手任せで、打席では選手に自由に打たせているように見えます。
しかも、優勝時の川端、畠山選手は離脱していません。

役者が揃っての自主性ならまだわかりますが、これだけ低調な打線で、
ベンチが何の指示も出していないとすれば、それは職務怠慢とも思えます。
狙い球一つでも絞って指示しているようには感じられないんですよね。
ましてや、ランナーが出た場合、打者はどういうバッティングを心がけないといけないかも、
おそらく打者任せのように見えます。

それが自主性だとしたら、例えが適切ではないかもしれませんが、
最低限の基礎学力しか持たない平均点以下の生徒に、いきなり応用問題を出して、
さあ自分で考えて解きなさいと言っているようなもの。
それを解くための、道筋や方法を教えられていない生徒は、何をどうやるかわからないままです。
真中さんが思うほど、ヤクルトの選手たちは成熟していません。

たとえ指示は出していても、選手ができないとするならば、
その失敗が繰り返されていることに関しては、ベンチは何らかの手を打つべきです。

というか、その前に、キャンプやオープン戦を通して、
そういうケースバッティングの練習をやってきたかどうかもありますね。
進塁打や犠牲フライひとつにしても、そう簡単に出来るものではありませんから。
(私はキャンプ序盤の見学でしたが、そういう練習は見ていません。中盤以降にやったかどうかは不明)

キャンプでは、全体練習の時間を短めにして、個別練習に時間を割いていますが、
今のヤクルトの選手たちに、果たしてそれがいいのかどうかも問題です。


ヤクルトの選手で、どうやればいいかを考えて打席に立てるのは、離脱した畠山選手くらいでしょ。
打点王を獲った2015年は、打率は.268とそれほど良くはありませんが、105打点で打点王に輝きました。
もちろん、前に川端、山田選手が塁に出ていて打点を稼いだこともありますが、
それだけはありませんでした。
前で山田くんがチャンスに三振やポップフライで倒れても、後ろの畠山選手は、ゴロを転がしたり、
犠牲フライを運んで、何とかランナーを還す働きをしてくれました。
山田くんのミスを、畠山選手がきっちり尻拭いしてくれた印象が私にはあって、
畠山選手に感謝したものです。

山田くんがタイムリーやホームランを打ったあとは、
畠山選手はサイレントアウトで、さっさと凡退していましたが(笑)!?

今、打線の中で、こういう役割をできる選手がいないんですよね。
その意味でも、畠山選手に離脱は痛すぎます。まあ、今年それができたかどうかはわかりませんが。

山田くんはケースバッティングが出来ません。
バレンティン選手は、出来る場合もあれば、
集中力皆無の打席では、自分勝手なバッティングをするので信用できません。
しいて挙げるとしたら、意外にも、何も考えてなさそうな雄平選手くらいかも!??
打率、得点圏打率は現時点でチーム一番、犠飛も2でチームトップ、
併殺打は1で、ゴロを打っても、ほぼ自分は1塁に残っています。

レギュラークラスで他の選手を見渡しても、う・・・んという感じで思い浮かびません。
巧打者の坂口選手もどちらかと言うとチャンスメイカーで、
チャンスに強いかと問われると、何とも言えませんからね。

真中監督1年目の優勝は、ヤクルトが強かったというより、
他球団がこけたり弱かったりして、様々な追い風が吹いてラッキーな面がありました。
もちろん、それも監督の力の一部ではありますが。
それを、強いから優勝したと勘違いしていたら、それこそ、目を覚ませ!です。

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弱者には弱者の戦い方があります。
進塁打や犠牲フライが打てず、1点をおろそかにする野球では、その1点に泣きます。
この3年間で、ヤクルトはいろいろな面で、ずいぶん雑になってきたように感じます。
今こそ、もっと首脳陣は手綱を引き締めて、選手と一丸となって戦ってほしいと願います。
負けても他人事みたいなコメントでは、士気が下がります。
選手やファンと気持ちが一体になった野球を見せてもらいたいものです。
これからのヤクルトの巻き返しに一縷の望みをかけたいと思います。

# by misty2011 | 2017-05-25 15:54 | 東京ヤクルトスワローズ