Out of focus ~Baseballフォトブログ~

タグ:田中将大 ( 15 ) タグの人気記事

明暗分かれた今日の結果、ダルビッシュ投手と田中将大投手

スワローズの試合が今日もないので、本日はメジャーの試合より

海の向こうメジャーでは、今日はニューヨークヤンキースの田中将大投手がブルージェイズ戦に、
また、テキサスレンジャーズのダルビッシュ有投手がアスレチックス戦に先発しました。

結果は非常に対照的なものとなりました。

田中マー君は6回を投げ5安打1失点でメジャー単独トップの11勝目(1敗)。
初回に先頭打者にホームランを浴びますが、失点はその1点のみ。3-1でヤンキースが勝ちました。
マー君は、メジャーでただ一人開幕からのクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)を
14試合連続まで伸ばしました。。
メジャーに行っても、昨年からの安定感は抜群ですね。大したものだと感心しきりです。
ここまでやれるとは、正直私の予想以上でした。

一方、ダルビッシュ投手は、5回0/3を投げ8安打7失点(自責4)、8奪三振5四球で3敗目(7勝)を喫しました。
初回に1点援護をもらいますが、2回に味方のエラーが絡んで逆転を許し、
その後も、不安定なピッチングで追加点をとられます。
6回のマウンドにも上がったものの、四球とエラーで2人のランナーを出し、99球を投げたところで降板となりました。

その後、味方が反撃しますが救援陣も失点し、結局、チームは6-10で敗れ3敗目となりました。
ダルくんは天敵アスレチックス戦は一昨年から実に8連敗。

田中マー君は今日でまた防御率が良くなり、ついに1点台に突入して1.99
かたやダルくんの防御率は悪化して2.39に落としました。
投げる前までは、それほど差はありませんでしたが、今日で一気に開きました。
e0222575_170666.jpg

2011年7月20日東京ドーム 田中将大投手


参考までに、二人の今日終了時の成績は
田中将大投手 
14試合 99回2/3 11勝1敗 奪三振113 四死球19 失点25 自責点22  防御率1.99

ダルビッシュ有投手 
13試合 90回1/3  7勝3敗 奪三振109  四死球34 失点27 自責点24  防御率2.39

どちらも素晴らしい投手に違いありません。
スペックとしてはむしろ私はダルビッシュ投手の方が上だと思っていますが、結果は勝ち星でも防御率でもマー君の成績が上回っています。
一番の違いはダルくんの四死球の多さでしょうね。

マー君はメジャー1年目からでも、マウンド、ボールの違いなど全く影響されず好投を続けています。
唯一、黒星を喫した試合は雨のゲームでしたね。

それに比べ、ダルくんは、昨年開幕戦でのあわやパーフェクト、
今季のノーノー未遂といった圧倒的なピッチングをする一方で、四球や味方のエラーから崩れることが目につきます。

制球力、またメンタル面での安定感では、マー君が上だと評価できるでしょうね。
その差が、これまでの勝ち星の差にも出ているように感じます。

e0222575_1704644.jpg

上と同じ2011年7月20日東京ドーム ダルビッシュ投手とマー君の投げ合いという豪華な試合でした。
その時はダルくんが貫録勝ちしています。


両投手を対比させ、言いえて妙というか、なるほどと言い表している記事を見つけました。

 「ダルはアーティスト、マー君はワーカー」とMLB現地解説者

「ダルビッシュはアーティスト(芸術家)、田中はワーカー(労働者)。投球を芸術家の作品のように捉え、
その過程にこだわるダルビッシュに対し、田中は結果的にアウトになれば何でもいいという考えで、
組織の中で自分の役割を果たすことに徹しています」

今日の試合で言うなら、
マー君は「(全体的に)良くなかった。我慢して低め低めに投げた」ことでピンチを切り抜けました。

ダルくんは、コントロールが思うようにならず、野手のエラーにも足を引っ張られてイラっとしていました。
この差なんでしょうね。

芸術家で天才肌のダルくんに対し、チームの勝利のためにひたむきに投げるマー君
今のところ、勝利の女神はマー君に多くの勝ち星をプレゼントしているようです。


私は両投手とも応援していますが、心情的には、初登板初勝利を初の札幌遠征で生で観たこともあって、
ダルくんへの思い入れの方が強いです。 その時の画像は こちら にアップ

最近は、同じ日に先発することが多く、両投手の結果はどうしても気になります。
マー君が勝つと、やっぱりダルくんにも勝ってほしいと思う気持ちが一層強まりますね。

チームを率いる監督さんにとっては、勝つために粘り強く投げ、安定感のある田中将大投手はこれ以上ない
先発投手だと思います。

ただ、見る方としては、ダルビッシュ投手のピッチングの方が、私はワクワク感がありますね。
他を寄せ付けないほどの圧倒的なピッチングをするかと思えば、
投球自体も心理面でもマー君ほど安定してないので、崩れ方もまた興味深いものがあります。
打たれるのはもちろん見たくはありませんが、それもまたダルくんらしいかなあという見方をしています。
天才肌ゆえの華麗さともろさというんでしょうか、それもまた見るものを引きつけます。

ダルビッシュ投手と田中将大投手、二人を育てた現楽天の佐藤義則投手コーチは、
マー君の対応能力、順応性の高さを褒めています。
だからこそ1年目からこれだけ勝って行けるんでしょうね。

また、ダルビッシュ投手は私でも感じるくらいわがままなところがあります。それがマウンドで出ますからね。
ファイターズ時代、鶴岡慎也捕手とのバッテリーの息が合ったのも、ツルちゃんがダルくんのわがままを受け入れ
ご機嫌をとりながら投げさせていたからだろうって私は思っています。
このバッテリーを見るのは私の楽しみのひとつでした。

マー君は、自分に腹を立ててむっとすることはありますが、捕手に対して我を通すということは
私はほどんど見た記憶がありません。

いろいろな面で、我慢強さに関してもマー君が数段上なんでしょう。
女の人を見る目もマー君の方が確かですね(笑)。

これからもよきライバルとして、メジャーで日本人投手の頂点を目指してほしいと思います。
e0222575_1715550.jpg

e0222575_17256.jpg

私のストックの写真の中から二人のツーショットを探してきました。
2009年2月WBC宮崎合宿よりダルビッシュ有投手と田中将大投手。
この時あたりから仲間内ではマー君から「まさお」になっていましたっけ?

まあ~しかし、これ以上、マー君に離されないよう、次回はダルくん、びしっと決めてくださいね。
by misty2011 | 2014-06-18 17:27 | パ・リーグ

2013年三井ゴールデングラブ賞、マー君・マエケンら受賞

本日、2013年の三井ゴールデン・グラブ賞の受賞選手が発表されました。

詳細は 第42回三井ゴールデン・グラブ賞

投票結果は NPB公式サイト 2013年度 三井ゴールデン・グラブ賞 投票結果

サンスポ 2013年ゴールデングラブ賞

受賞された選手の皆さん、おめでとうございます。
残念ながら、ヤクルトスワローズからは選出されませんでした。
昨年は、宮本、畠山、田中浩康選手が受賞しましたが、今シーズンは内外野とも失策が多く、
選ばれなかったのは当然の結果でしょうね。
来季は、ゴールデングラブ賞を目指して頑張ってほしいと思います。


では、自前の今シーズンの写真がある各受賞者を並べておきます。

まずセ・リーグ
投手部門は広島東洋カープの前田健太投手 2年連続3度目
もうゴールデン・グラブ賞は常連となりました。
e0222575_15302691.jpg

捕手は、読売ジャイアンツの阿部慎之助捕手 5年ぶり3度目の受賞
e0222575_1539910.jpg

1塁は同じく巨人からロペス選手が初受賞
e0222575_15514924.jpg

2塁手は広島カープの菊池涼介選手 初受賞 
開幕当初はエラーが多かったですが、後半は安定した守備で、
特に身体能力を生かしたびっくりするようなファインプレーに唸りました。
今後、しばらくセカンドのG・Gは、菊池選手の独壇場になりそうですね。
e0222575_15304074.jpg
 

3塁は巨人の村田修一 初受賞なんですね。それに驚きました。もう何回か受賞していると思っていましたから。
日本シリーズでも非常に守備がよかったですね。
e0222575_15401388.jpg

ショートは阪神タイガースの鳥谷敬選手 2年ぶり2度目の受賞 
e0222575_17393620.jpg


外野手 巨人の長野久義選手は3年連続3回目の受賞
う~ん、私はかつて新庄剛志選手の守備のファンだったので、ちょっと物足りないですけどね・・・。
ライトゴロで1塁を刺したのはさすがと思いましたが。
e0222575_15521618.jpg

広島カープの丸佳浩選手 初受賞おめでとうございます。
e0222575_15312045.jpg

横浜DeNAベイスターズからは荒波翔選手が2年連続2度目の受賞  
e0222575_14101370.jpg



ここからはパ・リーグ
投手は東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が3年連続3度目の受賞 
ピッチングもフィールディングも最高のシーズンでした。
e0222575_15533643.jpg


2塁手で初受賞 藤田一也選手 
今シーズンの写真は撮っていませんが、どうしても載せたかったので昨年の横浜DeNA宜野湾キャンプより

当時もブログで書いたんですが、以前から藤田選手推しの私からすると、
どうして横浜DeNAベイスターズは、これだけ守備のいい藤田選手を干していたのか今でも理解できません。
横浜時代の打撃もそれほど悪いとは思えませんでしたけどね。ヤクルト戦ではよく打っていました。
横高閥とか、いろいろ大人の事情があったんでしょうか?

昨年途中での交換トレードは、本人にとっても東北楽天にとっても本当にいい移籍となりました。
藤田選手は、幾度となく好守備でマー君の開幕24連勝を守備で支えた一面がありました。
ポジショニングの良さ、一歩目のスタートがいいこと、捕ってからの送球が素早いこと、
現時点では12球団一のセカンドでしょうね。
初受賞おめでとうございます。今回の受賞者の中では、私は一番嬉しかったことです。
e0222575_15542361.jpg


嶋捕手、1塁の浅村選手、遊撃手の今宮選手は今シーズンの写真がないので省略

3塁手はソフトバンクホークスの松田宣浩選手が2年ぶり2度目の受賞 
e0222575_1685198.jpg

外野手は、北海道日本ハムファイターズの陽岱鋼選手が2年連続2度目
e0222575_1850404.jpg

オリックス・バファローズの糸井嘉男選手が5年連続5度目の受賞 どのくらい受賞回数を伸ばすでしょう?
e0222575_169255.jpg

西武ライオンズの秋山翔吾選手も今季の自前の写真がないので省略

ゴールデングラブ賞に選ばれた選手を毎年見ていると、
本当の意味での守備の名手が少なくなってきたなあと残念に思います。

投票する記者さんたちが、何となくイメージや名前で選んでいるケースも少なくないでしょうね?
プロ野球界全体でも守備のレベルが下がってきたように私は感じます。
もう少し、守備で魅せる選手が出てきてもらいたいなあと私は願っています。
by misty2011 | 2013-11-07 17:22 | パ・リーグ

マー君連投「日本一」に日米反応の違い

日本シリーズは東北楽天ゴールデンイーグルスが読売ジャイアンツを4勝3敗で下し
球団創設9年目にして悲願の日本一を達成しました。本当におめでとうございます。

楽天の優勝は、日本中の、特に大震災から復興途上にある東北の皆さんには、感動と大きな勇気をもたらしたことでしょう。

中でも、9回のマウンドに前日160球完投した田中将大投手が上がり、
15球を投げ、最後を締めて日本一になった瞬間は最高の感動的なシーンとなりました。

日本でのマー君の最後の登板となるかもしれないこの場面は、開幕24連勝、
また昨シーズンからの30連勝という偉業とともに、有終の美を飾って完結した新たなマー君伝説となりました。


試合直後の日本一インタビューで、星野仙一監督は
「考えられないような継投なんだけど、どうしたって田中がいくと。彼がいたからこそ日本シリーズに出られたわけですから、
最後はやはりあいつがふさわしいだろうと、あいつに託しました」と興奮気味に語りました。

多くの皆さんが感動し、涙を流したマー君の魂のラス投に、私ももちろん感動しました。
しかし、感動と同時に、あり得ない、あってはいけない連投に唖然としたのも事実です。
日本一の感動に決して水を差すつもりはありませんが、
マー君を投げさせたことって、ホントにこれでよかったんでしょうか?

プロ野球は興行、特に今回のような日本一を決めるシーンは、
スタンドのファンもテレビを見ている野球ファンにとっても、最高の歓喜の瞬間なので、
それにもっともふさわしい投手が、最後のマウンドを締めくくるのが一番盛り上がるのは理解できます。
マー君が決めるのが最も“絵”になります。これから先も長く語り継がれるシーンですからね。

それでも、この星野流のサプライズの演出が、疲労困ぱいのマー君の身体にとって本当に良かったのかなあ?と
私は疑問に思わざるをえません。

スポーツ紙や、テレビのワイドショーなんかのコメンテイターのほとんどが、
マー君が投げたことに多少の驚きはあったものの、感動や称賛の嵐だったのも、私にとっては意外でした。
素直に喜べない私が、それだけひねくれているってことかもしれませんね。

【追記】
私は当日はNHKのBSで見ていたんですが、テレ朝解説の工藤公康さんは、かなり心配されていたようですね。


一方、これからマー君が渡ろうとするアメリカでは日本とは対照的な反応のようです。
マー君のよき兄貴分ダルビッシュ有投手は、そのTwitterで、
第6戦で160球を投げたことについてファンの質問の答えて
「メジャー各球団のスカウトは冷や冷やでしょうね(笑)」とつぶやき

また、翌日も連投したことに関しても、質問に答える形で
「間違いなく身体には良くないですね。肩、肘の炎症はまだとれてませんので」とつぶやきました。


メジャー関係の反応も驚きの様子を隠せず
サンスポ 連投日本一に米騒然!マー君にメジャー14球団が熱視線

 
「獲得を目指す球団は、不安を募らせているだろう」とし、日本シリーズを視察した球団のスカウトの証言も紹介。
「(メジャーでは)通常160球を投げることは認めないし、登板翌日に投げることも認めていない。
だが日本では考え方が違う。どの球団が交渉権を得ても、詳細なメディカルチェックが必要」と報じました。

日刊スポーツ 連投マー君にメジャースカウト「腕心配」

こちらも心配の様子で、日本では名誉である胴上げ投手も、
球数に神経を使うメジャーにとっては「不安材料の1つとなってしまった」とコメンとしています。

今回連投した175球が、こういう表現は不適切かもしれませんが、少なくとも、田中将大投手の商品価値を
目減りさせた可能性はあるでしょうね。

もちろん、今回の連投だけで、すぐどうのこうのいうほどマー君はヤワじゃないとは思いますが、
肩、ひじによくない事だけは確かでしょう。

日本シリーズでの酷使が原因で、その後壊れた投手としては、ヤクルトスワローズでは岡林洋一投手の
名前がすぐ私は浮かびます。

日本一になった1993年ではなく(この年は日本シリーズの登板なし)、
その前年、惜しくも3勝4敗で西武ライオンズに敗れた1992年の力投は、今でも忘れられません。
その岡林さん、今年のドラフト会議に、小川監督と並んで出席していましたね。
現在、肩書はよくわからないんですが、スカウトでしょうか?今年、2軍西都キャンプでお見かけました。
e0222575_1610340.jpg

2013年2月西都キャンプ 岡林洋一さん サインをしてもらいました。

1992年の日本シリーズでは、岡林投手は第1戦、4戦、7戦に先発してすべて完投。
3試合中、延長戦が2試合あったため、30イニング、430球を投げました。
シリーズ3試合を通しての防御率は1.50と好投も、1勝2敗に終わり、日本一も叶わず報われぬ力投でした。

翌年には同じ対戦で、4勝3敗で常勝西武ライオンズを破り、野村克也監督が初の日本一に輝きました。
しかし、皮肉にも岡林投手は、この年8月に右肩と右膝を痛めて戦線離脱し、日本シリーズの登板はありませんでした。

過去にもいろいろ日本シリーズを巡っては、勝っても負けても悲喜こもごもさまざまなドラマが生まれましたが、
私はこの1992年のヤクルト対西武ライオンズの日本シリーズは、中でも強く印象に残ったシリーズでした。

一番、私が強く心に残っているのは、昭和33年の3連敗から4連勝して日本一になった西鉄ライオンズです。
当時、私は大の西鉄ファンの小学生でした。
稲尾投手は7試合中6試合に登板し、第3戦以降は5連投。うち5試合に先発し4完投して日本一に導きました。
これを知っているの60代以上の方でしょうね。
そう「神様、仏様、稲尾様」の日本シリーズです。


今とは時代が違うし、状況も違っていますが、リーグ制覇や、日本一になるためには、軸となる投手は
それなりに酷使されているのは変わりありません。
また、そうしなければ優勝は出来ないのが現実でしょうね。


今回の連投は、まるで時代が昭和の野球にに戻ったような星野采配でした。
マー君のケースをこれらに当てはめようとは思いませんが、
あり得ない連投は、禁じ手のままにしておいてほしかったなあと言うのが私の思いです。

特に私はマーくんファンと言うわけではなく、楽天ファンでもありませんが、いち野球ファンとしてはそう思いました。
このへんは、大きな感動に沸いた楽天ファンの方々とは、温度差が随分あるでしょうね。すみません。
この感動に勝るものはないと言われればそれまでですが、
マー君の野球人生はまだこれから長く続いていかなければならないですからね・・・。

元々、リーグ優勝を決めた時から始まって、CSを勝ち抜いた時も、
胴上げ投手として田中将大投手を最後に送り込みました。
今回も、星野監督にしてみれば、その同じ流れだったんでしょうね。

昔は日本シリーズだけでしたが、今はポストシーズンとしてクライマックスがあって
そのぶん、マー君は先発、抑えとフル回転で投げた疲れは溜まっていたと想像できます。
さらに、WBCがあったので、マー君は誰よりも早くから投げ、誰よりも遅くまで投げたピッチャーということを考えれば、
あり得ない連投のツケが今後どう影響してくるのか、非常に心配です。
杞憂に終ることを勿論願っています!

同じように、ルーキーの則本昴投手も、1年目からフル回転で、こちらも来シーズンが心配と言えば心配です。

とにかくゆっくり休んで、しっかり体のケアをしてほしいと思います。
どちらも球界の大事な宝ですからね。
来シーズンの活躍を願ってやみません。
by misty2011 | 2013-11-05 16:06 | パ・リーグ

東北の底力、楽天が悲願の日本一!締めはマー君、MVPは美馬学投手

昨夜の日本シリーズ第6戦は、無敗の大エース・田中将大投手がついに巨人打線につかまり
今シーズン初の黒星を喫しました。
東北楽天ゴールデンイーグルスにとっては、そのショックは計り知れないものがあったと察します。
特にどちらを応援するでもなく見ている私でさえショックだったくらいですからね。

泣いても笑っても今日で日本一が決します。原辰徳監督に言わせると「世紀の一戦」の行方やいかに?

先発は楽天が美馬学投手、巨人は杉内俊哉投手で午後6時35分試合開始。
両投手は、この日本シリーズ第3戦に先発して、対照的な結果でした。
美馬投手は6回途中まで投げ無失点と好投、かたや杉内投手は2回持たずに降板しました。
今日の7戦目も、先発投手の出来が勝敗のカギを握っているでしょうね。

その7戦目も両先発がくっきり明暗を分け、それがそのまま試合を決めました。

試合経過は ニッカンスコア

美馬投手は重圧を全く感じさせない落ち着いたピッチングで、昨日マー君に12安打浴びせた巨人打線を
6回わずか1安打無失点に抑えるナイスピッチング。

クライマックス、日本シリーズ通して、すべて0点に抑え1点も取られませんでした。
マー君ばかりに注目が行きますが、これは凄いことですね。

一方、杉内投手は依然不調のままのマウンドでした。
初回2死後、死球とジョーンズ選手の2塁打でピンチを招くと、マギー選手のショートゴロを坂本選手が弾くエラーで
楽天が1点先制。
2回も岡島選手のタイムリー2塁打で楽天が2-0とし、ここで早くも2番手澤村投手に交代。

その澤村投手から、今日スタメンの牧田選手が4回にソロホームランを放ち3-0と突き放します。


美馬投手は、シュート、カーブ、スライダーなど多彩な変化球でストレートとの緩急をつけ、
また、両サイドに丁寧に投げ分け、今日も巨人打線に的を絞らせません。
6回1安打無失点で交代するのが、私は早すぎるのではないかと思ったくらいでした。

7回からはルーキーの則本昴大投手が2イニング投げ、ランナーを出しながらも無失点に抑えます。

そして、まさかの昨日160球投げた田中将大投手が9回のマウンドに!
場内は大歓声で大盛りあがりでしたが、
私は「マジですか??星野さん、なんちゅうことをしてくれるんだ!」とお怒りモードでした。

則本投手の先発、リリーフ、フル回転でも、肩の心配をしているくらいなのに、
マー君を今日投げさせるって、正気の沙汰とは思えませんでした。

まあ、星野仙一流の演出もあったんでしょうけど、私はこれからメジャーに行こうかという大事な身体の選手に対して、
疲労困ぱいの中、こんなことまでして見せ場を作る星野仙一監督に対しては、ますます嫌悪感を抱きました。
サプライズはいらない、肩の方が大事でしょ!

何でもマー君は志願??の登板だったそうですが、昨日もそう、本人が投げると言ったので続投させ、
今日も、本人志願の?締めのマウンドへ。
大事な投手の肩を思いやるなら、普通は本人が志願しても止めるべきだと思うんですが、
星野流はやることがやっぱり違いますね。

動画追加
プロ野球チャンネル・パシフィックリーグ YouTube動画 試合後の日本一の記者会見



↑↑↑これを見ると、マー君の口調からは、9回は本人志願の登板ではどうもなかったようですね。
星野監督が、連投関係なく最初から最後はマー君と決めていたんでしょうね。


楽天イーグルスの日本一自体は、喜ばしいことだし、震災の復興から立ち直りつつある東北に、
本当に夢と勇気を与えた素晴らし勝利だったので、心よりおめでとうと祝福致します。

しかし、マー君を投げさせたことに関しては、何とも納得出来ない終わり方でした。
私が素直じゃないのかもしれませんが、最後のマー君の勇姿は感動よりも心配の方が先に来ましたよ。
ランナーを二人出して、ちょっとひやひやしましたが、最後は代打の矢野選手を空振り三振に斬ってとりゲームセット。
嬉しいより先にホッとしました。

おめでとうございます、東北楽天の選手、関係者の皆さん、そして楽天ファンの皆さん!
球団創設9年目での悲願の日本一、素晴らしい戦いぶりでした。
短期決戦に弱いと言われた星野監督が4度目にして初の日本一になりました。
何しろ野望がある方ですからね。コミッショナーへの道がこれで開けてくるのでしょうか!?


e0222575_22412789.jpg

日本シリーズのMVPは、シリーズ2戦2勝無失点の快投を見せ日本一に大きく貢献した美馬学投手が選ばれました。
心よりおめでとうございます。(写真は今年3月21日東京ドームオープン戦での美馬学投手) 
大舞台でこれ以上ないピッチングでしたね。大きな自信になったことでしょう。
来シーズンは注目して見たいと思います。

先発、リリーフと大車輪の則本投手、そして田中将大投手は、どうかゆっくり疲れをとってください。
登板過多が故障につながらないことを切に祈っています。
日本一、おめでとうございます。

マー君はこれで心置きなくメジャーへ旅立つことになるんでしょうね。
健闘を祈ります。

連覇の夢が断たれた巨人は、シリーズ通してはペナント中の強さを感じられませんでした。
今日の杉内投手の誤算もありますが、何より打線が低調でした。
阿部慎之助捕手にいたっては最後まで、らしいバッティングができませんでしたね。
坂本くんも昨日だけで、今日はまだ逆戻り。守備でも精彩がありませんでした。

主軸では、村田修一選手は守備での貢献も大きく、まあ頑張った方だったでしょうね。

レギュラーシーズンを圧倒的な力で勝った巨人にしても、連覇というのはこんなに難しいものなんだというのを感じました。

ヤクルトは来季もそう期待はできませんが、やはりこういう大舞台で選手は戦ってほしいと思います。
by misty2011 | 2013-11-03 23:03 | パ・リーグ

無敗のマー君、ラスト投でついに黒星、決着は第7戦へ

日本シリーズは王手をかけた東北楽天ゴールデンイーグルスが、地元Kスタ宮城に戻って第6戦目を迎えます。
先発は楽天が田中将大投手、読売ジャイアンツは菅野智之投手で、午後6時35分試合開始。
無敗神話のマー君が勝って日本一を決めることができるでしょうか?
それとも巨人が意地を見せるでしょうか?注目の一戦となりました。

立ち上がり、田中将大投手は三者凡退に抑え、いつも通り落ち着いたピッチング。

一方、菅野投手は2死後、四球を出すなど、いつもよりは制球がよくありませんでした。

試合経過は ニッカンスコア

2回に早くも試合が動きます。
1死後、楽天は舛田選手が四球で歩くと、松井稼頭央選手がライトへエンタイトルツーベースを放ち1死2、3塁のチャンス。
つづく嶋捕手はサードゴロで、3塁ランナーがスタートを切ってホームインして楽天が1点先制!
さらに、聖澤選手のファーストゴロをロペス選手がトンネルして2-0とします。
マー君にとって大きな援護となるはずでしたが・・・。
終わってみれば、楽天の得点はこの2点のみでした。

マー君は3回、ヒットとエラーでランナーを出しますが、長野選手を併殺打に仕留め、得点を許しません。
4回には、不振の阿部慎之助捕手に2塁打を打たれますが、この回も0点に抑えます。

しかし5回、田中将大投手が打たれます。
不振で6番に下がった坂本勇人選手が、フェンス直撃の2塁打で先頭で出塁。
1死後、タイムリーエラーをしたロペス選手が、マー君のスプリットの失投を捉え
レフトスタンドへ2ランホームランを放り込み2-2の同点に!
スプリットが落ちずに真ん中に甘く入ったところを持って行かれました。

さらに、寺内、長野選手の連打でピンチを招くと、3塁ランナーの寺内選手がホームに走りますが、
これはタッチアウトで2死3塁となります。
亀井選手は四球で歩き2死1、3塁。

ここで、高橋由伸選手が2ナッシングと追い込まれながら3球続けたストレートをセンターへ弾き返し
巨人が3-2と勝ち越します。
マー君からすると、せっかく追い込みながらのストレート3球勝負は悔いが残ったでしょうね。
それを見事に捉えた高橋由伸選手もさすがでした。
e0222575_23344387.jpg

いままで沈黙していた巨人打線が、無敗のマー君からこの回一挙3点を奪い、流れが一気に巨人に傾きました。

菅野投手は先制点をとられたものの、その後は立ち直り、楽天打線につけ入る隙を与えません。
ルーキーながら、マウンド度胸も修正能力も大したものです。

マー君は6回にも、村田選手が2塁打、坂本選手の内野安打でピンチを招くと、
ロペス選手のサードゴロの間に3塁から村田選手がホームインして、巨人が4-2とします。

シーズン中でも3点以上失点したことのないマー君が、日本シリーズの大一番で4失点とは・・・。
本人もマウンドで相当気落ちしている感じに見えました。

菅野投手は7回まで投げ、わずか3安打2失点(自責は1)と好投。
8回からは継投に入り、山口鉄也投手が9回1死まで投げ4人を抑えます。

9回はマシソン投手の前に、2者連続三振に倒れ、4-2で巨人が勝ち、対戦成績を3勝3敗とし、
決着は7戦目にもつれ込みました。

楽天はシーズン24勝無敗の田中マー君が、日本一を決めるかと思われた日本シリーズの6戦目でまさかの黒星。
無敗を続けていたマー君が、よりもよって、日本での最後となる?登板で、ついに今季初黒星を喫しました。

田中将大投手は、リードされてからも9回最後まで完投し160球を投げ切りました。

巨人打線がここへきてお目覚めか、今日はマー君に12安打を浴びせ4得点。
王者巨人の意地を見せた一戦となりました。

部外者なので、どちらが勝ってもいいと思いながら見ていましたが、
さすがに今シーズンはマー君がこれだけ打たれて、しかも負ける試合を見たことがなかったので、ショックでしたね。

いつものギアチェンジが力みとなったのか、負けられないプレッシャーなのか、5回は珍しく失投が続きました。
今までの疲れもあったでしょうね。

4点を取られては、菅野投手が好投していただけに、もう負けが決まったような展開となりますが、
それでも降板することなく最後まで、しかも160球も投げた姿には、エースの意地と責任を感じましたが
同時に痛々しくもありました。本当にお疲れさまでした。
日本で投げる最後かもしれない今日の登板で、最後に負けたというのが何とも、言葉がありません。
勝負の世界は厳しいですね。

マー君、神の子も、やはり同じ人の子だったということなんでしょう。

見る方としては7戦まで見られる楽しみが残りました。
第5戦を終わって王手をかけた星野監督が、何となくもう日本一が決まったかのような勝利インタビューだったので
これはマズイんじゃないかという気がしていましたが、やっぱり、すんなりは決まりませんでしたね。

まあ、東北に初の日本一をと思う気持ちと、星野監督が日本一になるのは、私としてはちょっと・・・という思いもあるので、
ものすご~~く複雑で妙な気分です。

明日も両チーム、悔いのない熱戦を期待したいと思います。
by misty2011 | 2013-11-02 23:04 | パ・リーグ

日本シリーズ第2戦、田中将大3安打12K1失点で完投勝利

日本シリーズ初戦は、好機にあと1本が出ず、則本投手の力投が報われずに敗れた東北楽天ゴールデンイーグルス。
今日は、シーズン24勝無敗のエース田中将大投手の先発で、絶対に負けられない一戦となりました。
読売ジャイアンツは、CSファイナルで完封勝利を挙げたルーキーの菅野智之投手。

昨日に続き、今日も両先発が素晴らしいピッチングでした。

田中将大投手は、初回から気合の入ったピッチング。
3回まで出したランナーは阿部慎之助捕手に与えた四球のみで、強打の巨人打線をノーヒットに抑えます。

一方、菅野投手もルーキーらしからぬ落ち着きで、楽天打線を封じます。
どの球種も完成度が高く、コントロールもいいので、楽天の各バッターが狙い球を絞り切れません。

試合経過は ニッカンスコア

楽天は4回、銀次選手がシリーズ初ヒットで出塁すると、ジョーンズ選手は四球で1死1、2塁とチャンスを作りますが、
マギー選手がサードゴロ併殺打に倒れ先制の好機を潰します。

5回にも先頭の舛田選手が内野安打で出塁も、松井選手がピッチャーフライで、
飛び出した舛田選手が1塁へ戻れずダブルプレーでチャンスを潰し、
そのあと、嶋選手がライト前ヒットとチグハグな攻撃で、結局得点できません。

迎えた6回、田中将大投手は2死後、阿部選手に四球、村田選手にセンター前ヒット、高橋由伸選手も四球で
2死満塁のピンチを招きます。
今日、最大の見せ場でした。
ここで、マー君は、ロぺス選手を最後、渾身の152kmインコースストレートで空振り三振に仕留め3アウトチェンジ!
吠えるマー君、ガッツポーズが出ました。

その裏、ピンチの後にはチャンスありで、楽天は先頭の岡島選手がレフト前ヒットで出塁。
藤田選手が初球送りバントを決めリズムを作ります。
1死2塁となり、ここで昨日は5タコとエラーでブレーキだった銀次選手が
センター前にタイムリーヒットを放ち、楽天が1点先制!
汚名返上の一打は、楽天にとって待望のシリーズ初得点でした。
マー君の投げる試合ではよく打つ銀次選手、今日もそのバットで、欲しかった先制点をたたき出しました。

続くジョーンズ選手は四球を選び、なおもチャンスに、巨人は好投の菅野投手から澤村投手に交代。
この後、ジョーンズ選手が1塁けん制アウトになるなど、追加点ならず。

楽天は7回、2死から聖澤選手がヒットで出て、すかさず2盗に成功。
岡島選手のショート内野安打で2死1、3塁となったところで、巨人は左腕の青木投手に継投。

ここで、藤田一也選手がセカンドゴロで1塁へ執念のヘッドスライディングをみせ、これがセーフとなり
3塁ランナーがホームインして楽天に大きな2点目が入ります。
実際は、アウトくさかったんですが、東北復興支援のサービスなんでしょうか!?
1塁の森塁審の両手が横に広がりました。
巨人としては、痛すぎる2点目で、そりゃ~原監督も抗議しますわね・・・。

2点の援護をもらったマー君は、しかし8回、思わぬ伏兵・寺内選手にスライダーを狙い打たれ
これがまさかのホームランとなり2-1となります。

寺内嵩幸選手はCSファイナルでもマエケンからスライダーを3ランホームランしましたが、
あの時と同じような衝撃でした。

マー君、意外な選手の一振りで完封はなりませんでしたが、9回は三者凡退にきっちり締め、
楽天が2-1で巨人を下し、対戦成績を1勝1敗のタイとしました。

e0222575_1265339.jpg

写真はWBC宮崎合宿初日の田中将大投手

田中将大投手は9回127球3安打12奪三振4四死球1失点で、見事日本シリーズ初白星、
楽天にシリーズ初勝利をもたらしました。

さすがと言うしかありません。負けられない一戦で、当然のように勝つマー君には脱帽です。
6回の満塁のピンチはしびれましたね。
ここぞで、今日一番の球が投げられるというのが、やはり勝てる投手なんでしょう。

菅野投手も堂々たるピッチングで、見ごたえがありました。

しかし、両チームとも点が入らないジリジリする展開で、部外者から見ても肩が凝りました。
勝ったものの、楽天は走塁ミスや、けん制アウトなどミスも出ました。
この2試合は、楽天は併殺も多くて、かなり好機を潰して試合を重くしています。反省点でしょうね。

何はともあれ、楽天にとっては、マー君できっちり勝てた今日の1勝は大きいですね。
負けたら、このシリーズは、ほぼ終わりだったと思いますから。

1日おいて、東京ドームでは、もう少し打線が活発になって、動きのある試合を見たいと思います。

【追記】
プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会が28日都内のホテルで開かれ、
開幕24連勝でプロ野球史上初の無敗の最多勝投手となった楽天・田中将大投手が、
満場一致で2011年以来、2年ぶり2度目の2013年沢村賞に選ばれました。
おめでとうございます。
by misty2011 | 2013-10-27 23:07 | パ・リーグ

CSファイナル初戦、成瀬好投もマー君崩せずロッテ完封負け

セ・リーグに1日遅れて、今日からパ・リーグのクライマックスシリーズ ファイナルステージが
Kスタ宮城で始まりました。
東北楽天ゴールデンイーグルスの先発は、開幕から24連勝無敗の田中将大投手、
3位からファーストステージを勝ち上がってきた千葉ロッテマリーンズは成瀬善久投手で午後6時6分試合開始。

先発した成瀬投手が、予想以上の好投で、1点を争う緊迫したいい試合でした。
結果は0-2の完封負けですが、田中将大投手相手に、成瀬投手が堂々としたピッチングで、
さすがエースと思わせる好投を見せてくれました。負けたのに、なんだか感動しました。

試合経過は ニッカンスコア

マー君から点が取れるとしたら、やっぱり立ち上がりだったでしょうね。
初回、1死後、岡田選手がショート内野安打で出塁。
マー君をよく打っている井口選手に期待しましたが、ファーストフライに倒れ、直後の今江選手がヒットで2死1、2塁。
しかし、角中選手がピッチャーゴロに倒れ、先制の好機を逃しました。

2回にも、鈴木大地選手の2塁打、清田選手の内野安打で1死1、2塁のチャンスに、
里崎捕手がショートゴロ併殺打に倒れます。
里崎捕手は好リードで成瀬投手を引っ張りましたが、7回にも併殺打と
打つほうまで今日は神経が回りませんでした。

これ以外にもロッテは、再三ランナーは出すんですが、あと1本が出ません。
ランナーを出してからがマー君の真骨頂と言われていますが、今日もまさにそういうピッチングをされました。

特に、初回はランナーが岡田選手だっただけに、盗塁など仕掛けてもよかったのでは?
マー君相手にまともに向かっていっても勝てません。もっと動いてほしかったですね。

成瀬投手は前回、レギュラーシーズン最終戦のピッチングとは見違えるほど良くなっていました。
短期間でよくここまで持ち直してきたものです。

e0222575_1216.jpg


一発を浴びたところが、いかにも成瀬投手らしいですが、そのあとのピンチもきっちり抑えました。
大きなプレッシャーがかかる初戦、ましてマー君相手に、今日は十分すぎるくらいの好投でした。
こんな好投を見てしまうと、マー君相手に投げさしたのが勿体なかったくらいです。

2番手のレデズマ投手は0-1の緊迫した試合での登板は、ちょっと荷が重すぎたのかな?
内野安打と四球でピンチを招いて、西野勇士投手に交代しましたが、
フルカウントからマギー選手に2点目のタイムリーを打たれます。
打たれたストレートは球が高かったですね。
マー君相手に1点でもきつかったですが、2点目をとられたところで勝負ありでした。

ロッテ9回の反撃も三者凡退、最後は2連続三振締めをされ、田中将大投手に完封負けを喫しました。

プロ野球チャンネル・パシフィックリーグ YouTube動画




マー君に勝つのはホントに難しいというのを痛感した試合でした。
一応7安打しているんですが、要所ではダブルプレーや三振に斬ってとられ、わずか1点が重くのしかかりました。

まあ、今日は相手がマー君だったということで、仕方ないと思うしかありません。

明日は、マー君じゃないので、何とかなるでしょう、しなきゃいけません。
グライシンガー(訂正)投手の好投と、打線は早めの援護をお願いしたいと思います。
by misty2011 | 2013-10-17 22:11 | パ・リーグ

2013年パ・リーグタイトル一覧 ロッテから益田投手がセーブ王

前回、セ・リーグのタイトル一覧の記事を書いたので、今回は遅ればせながらパ・リーグのタイトル獲得者について簡単に。

個人タイトル一覧は  スポニチ 2013年個人タイトル一覧

(この一覧で、益田投手の字が増田と誤植されていますが、正しくはもちろん益田です。)

自前の今シーズンの写真がある選手のみ写真を掲載しています。

最初は投手部門のタイトルから

まず何と言ってもあらゆる記録を塗り替えた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手
開幕24連勝無敗と、これからも誰も超えられないような連勝記録を塗り替え、
最多勝をはじめ、防御率1.27で最優秀防御率、最高勝率と投手3冠を獲得したマー君。
自身2度目となる沢村賞も間違いないでしょう。
e0222575_1265339.jpg

写真はWBC宮崎合宿初日の田中将大投手 
(今シーズンはマー君が投げている試合観戦はないのでWBCの写真ですみません)
これほどの成績を残すとは驚きました。
マー君をここまで育てたあげた佐藤義則投手コーチも、コーチ冥利に尽きるでしょうね。
佐藤コーチが楽天コーチ就任以来、ふたりで取り組んだフォーム改造が大きな結果を出して花開きました。
心よりおめでとうございます。
もう恐れ多くてマー君なんて呼べないんですが、人懐っこい笑顔はやっぱりマー君なんですね。


最多セーブは33セーブをあげたロッテマリーンズの益田直也投手が初受賞。
昨年の新人王に続き堂々のセーブ王の初受賞、おめでとうございます。
2年連続で登板過多が心配され、一時は調子を落としていましたが、また持ち直してきました。
e0222575_8461263.jpg


最優秀中継ぎ投手、最多ホールドPは、オリックス・バファローズの佐藤達也投手が初受賞
ストレートでガンガン攻めるピッチングは、見ていてスカッとします。

最多奪三振は、同じくオリックスの金子千尋投手。
いい投手ですね。15勝して完投・完封も多く、防御率もいいし、
沢村賞の選考基準をすべてクリアする素晴らしいピッチングでしたが、
田中将大投手がはるかその上にいるので、今回も沢村賞とは縁がなさそうですね。


続いて打者部門のタイトル

首位打者は福岡ソフトバンクホークスの長谷川勇也選手が、打率.341で初受賞
長谷川選手は198安打で最多安打のタイトルと合わせて2冠です。
おめでとうございます。200安打にあと2本と、この点は惜しかったですね。
ロッテの今江敏晃選手は、打率.3248をマークして、惜しくも打率2位でした。


ホームラン王は北海道日本ハムファイターズのアブレイユ選手が31本塁打で初受賞
中田翔選手の骨折がなければ、どちらが獲っていたでしょう?
バレンティン選手は、この倍近くホームランを打っているわけですから、どれだけ凄いことかわかります。
e0222575_9524194.jpg



打点王は、埼玉西武ライオンズの若き4番・浅村栄斗選手が初受賞 
中村剛也選手が離脱した穴を、新4番バッターが見事に埋めました。
まだまだ伸びる選手で、他球団からは驚異でしょうね。


最高出塁率も同じく西武ライオンズのヘルマン投手が初受賞


盗塁王は日本ハムファイターズの陽岱鋼選手が47盗塁をマークして初受賞
e0222575_17383034.jpg


それぞれ各部門のタイトル獲得者の皆さん、おめでとうございます。
パ・リーグはさすがに生観戦が少なくて、写真が揃いませんでした。
by misty2011 | 2013-10-17 08:53 | パ・リーグ

私の思いとは違ったスタメン・代打 マー君崩せずロッテは初戦完封負け

首位楽天に2.5ゲーム差に迫った千葉ロッテマリーンズは、今日から敵地・Kスタ宮城に乗り込んでの首位攻防戦。
初戦の先発は楽天が田中将大投手、ロッテは肩痛から復帰した西野勇士投手。
どちらも負けられない一戦となりました。

初回、ロッテは立ち上がりの田中マー君を攻めます。
先頭の岡田選手がレフト線への2塁打で出塁。
根元選手はセカンドゴロ、井口選手は死球で1死1、3塁とチャンスを作ります。
今江選手は空振り三振。角中選手は四球で2死満塁。
続く今日スタメンのサブロー選手は、フルカウントから見逃し三振に倒れ、絶好の先制のチャンスを潰します。
真ん中高めの、あれはもしかして投げ損ないかと思えるような甘いフォークに見えたんですが、
サブロー選手のバットが出ませんでした。

試合経過は ニッカンスコア

2回から5回までも、ロッテはそれぞれランナーは出しながらも得点できません。
マー君は、初回からあまり調子はよくなく、抑えはしましたが、守りの時間が長く、球数はかなり多くなります。

一方、西野投手は初回から飛ばして3回までパーフェクト。
ブランクがあったとは思えないほど危なげない投球でした。
21連勝の田中将大投手よりは、むしろ、西野投手の出来のほうが良かったくらいです。

4回に四球を出したのが初めてのランナーで、2個の四球でピンチを招きますが、後続を連続三振に斬ってとります。
この回あたりから、球が高めに浮きだす兆候が見られ、制球にもばらつきが出始め、黄色信号がともりました。

そして迎えた5回、先頭の舛田選手に初ヒットを許すと、松井選手のセンター大飛球で、
舛田選手がタッチアップして2塁へ進みます。好走塁でしたね。

嶋捕手にもヒットを打たれ1死1、3塁となり、島内選手の犠牲フライでついに1点先制されます。
マー君に勝つためには、本当はロッテこそ先制点がほしかったんですけどね・・・。

その裏、先頭の今江選手がヒットで出塁。
2死後、鈴木大地選手のライト線への2塁打で2死2、3塁と再びチャンス到来!
しかし、代打の福浦選手が、最後156キロのストレートに空振り三振に倒れ、どうしてもマー君から得点できません。
マー君、派手なガッツポーズで吠えていました。気合が入っていたんでしょう。

このへんが開幕から17連勝もしている田中将大投手の凄さなんでしょう。
ピンチでのギアの上げ方が半端じゃないですね。勝負所で、この日MAX156キロのストレートでした。

こうなるとわずか1点でも楽天ペース。

その裏、続投の西野投手は1死後、銀次選手にイチローばりのバットコントロールでヒットを打たれます。
見逃せばボールのフォークを拾われ、これがセンター前に抜けて行きました。

ジョーンズ選手にはストレートをレフトへ運ばれ1死2、3塁となると、
マギー選手に高目に浮いたストレートを狙われ2点タイムリー2塁打となり3-0となります。
前半は低めに決まっていた球が浮いたところを痛打されました。
両外国人打者にはフォーク勝負のほうがよかったかも!?

ここで服部投手に交代も、舛田選手にタイムリーヒットを打たれ、0-4となります。

7回にはレデズマ 投手がジョーンズ選手にタイムリーヒットを打たれ0-5

田中投手は7回まで投げ無失点。
8回は斎藤隆投手、9回は金刃投手に抑えられ、そのまま0-5で完封負けを喫しました。

序盤の両投手の出来からすると、あわよくば勝てるのではないかと思いましたが、そう甘くありませんでした。

マー君を崩すには、やっぱり初回だったでしょうね。
あそこで1点でも先制点が入っていれば、いくらか違う展開になった可能性もありました。

今日のスタメンを見た時に、私は軽くがっかりしました。
ブラゼル選手が外れて、6番にサブロー選手。里崎捕手ではなく金澤捕手のスタメンマスク。

打倒マー君の布陣としては、ちょっと物足りなさを感じました。

初回の満塁の打席で、そのサブロー選手が見逃し三振。
また、6回のチャンスには代打の福浦選手が力負けの空振り三振と、ベテランが好機に打てませんでした。
福浦選手は確かに巧打者ですが、悲しいかな、あのストレートは今はもう打てないでしょうね。

ブラちゃんは確かにアナの多い選手ですが、スタメンにいるだけで、
相手は一発があるだけにイヤなものだと思いますけどね。
代打で出すにしても、勝負が決まってからでは遅すぎたように思いました。

あと、大事な一戦だけに、私は里崎捕手がマスクを被るものだと思っていましたが、金澤捕手でした。
このへんもどうなんでしょう?

私の思いとはちょっとズレたベンチの選手起用、采配でした。


西野投手は、やはりスタミナ面なんでしょうね、中盤になって球が浮き始めると打たれました。
でも前半の好投はホントに素晴らしかったです。

今日は負けましたが、2戦目、3戦目はロッテの先発投手のほうが実力が上だと思います。
残り2試合をとって、少しでもゲーム差を縮めてほしいです。

e0222575_1265339.jpg

    写真はWBC宮崎合宿初日

しかし、改めてマー君は凄いですね、開幕から18連勝、昨年からの連勝記録はさらに伸ばして22連勝とは。
1年間も負けないなんて事が出来るんですね。
ただ、今日は立ち上がりに調子が良くなかっただけに、初回に点が取れなかったのがすべてでした。
by misty2011 | 2013-08-24 00:29 | パ・リーグ

「佐藤義則」コーチ 当ブログ検索キーワード急上昇、マー君効果?

今日はヤクルトスワローズから離れた記事です。
当ブログへご訪問いただく検索キーワードに、ちょっとした異変がありました。

当ブログは、私を神宮で殴ってやると脅迫しているブログ「梅造イズム」からは「カスブログ」と侮辱されているくらいで
パッとしないブログだというのは自認していますが、少ないながらも多少のアクセスはあります。
コメント欄を閉じているので、常連さんはあまりいなさそうですが、ブログ村から来て下さる方がいたり、
また、キーワード検索でやってくる一見さんの割合は結構多いかもしれません。
ありがたいことだと感謝しています。

Yahoo!やGoogleのキーワード検索で当ブログご訪問いただいている中で、
最近、楽天ゴールデンイーグルスの「佐藤義則」投手コーチの検索ヒット数が急激に多くなっていることがわかり、
びっくりしています。
おそらく、21連勝のプロ野球新記録を樹立したマー君効果なのかな?と思っています。

「田中将大」や「マー君」のキーワード検索ではなく、「佐藤義則」というのが、何とも不思議だったんですが、
佐藤ヨシコーチ関連のブログを書いている方が少ないので、当ブログがヒットするんじゃないかと思われます。

佐藤義則コーチに関する記事を私が書いたのは、過去1度だけ。
こちら→ 沢村賞 マー君・ダルビッシュ・井川投手を育てた佐藤義則コーチ

この記事は、田中将大投手が2011年度の沢村賞を受賞した直後に書いたものです。
今から2年も前のことになります。それが、今になって検索ヒットが多くなったというのは、
やっぱり田中将大投手の活躍があるからなんでしょう。
検索ワードでは、佐藤義則コーチとセットでマー君、ダルビッシュ投手もセットになっているのも多いです。

ブログの右欄の下の方に、当ブログのここ1週間の「記事アクセスランキングトップ10」が掲載されていますが、
2年前のその記事がランクインするようになりました。


上の記事を書いた時には、それまで現地で実際見て感じたことを、自分の感覚的なもので書いていて、
適当と言っては語弊がありますが、そう確たる裏付けがあって書いたものではありませんでした。

その記事を見て下さる方が増えたこともあって、私はまだ読んでなかった佐藤ヨシコーチに関して書かれた
ダルビッシュ有 田中将大との1600日「佐藤義則 一流の育て方」という本を、今回初めて拝読しました。
e0222575_14105086.jpg

この本は2010年秋の発刊で、マー君が沢村賞を受賞する前年までの著書です。

私が感じていたことは、おおよそは間違っていなかったようで、少しだけホッとしました。
事実に反するとんでもない事を書いていたら、責任ありますからね・・
本の存在は知っていましたが、著者が永谷脩氏だったので、ちょっと・・・という感じで実はスルーしていました。
しかし、読み終えて、ヨシコーチファンの私としては、もっと早く読んでおくべきだったと反省しています。


私がヨシコーチのファンになったのは、阪神タイガースの投手コーチをしていた頃です。
タイガースファンというわけでは勿論なくて(新庄選手やノムさんが監督在籍時には応援していましたが)、
井川投手にほんの一時期、関心が向いたことががあって、阪神の試合を見ることが多くなっていた頃でした。

当時のヨシコーチ 神宮のブルペン 佐藤義則コーチ 2004年8月21日 (コンデジ400万画素撮影)
e0222575_16414213.jpg

下柳投手のピッチング練習を見ています。
下柳投手には、ほとんど何も口出しせず、穏やかに見守っていました。
著書の中にもありますが、
「下柳にはいくら打たれても一度も怒ったことがない。あれだけ練習するヤツは今まで見たことがない」と語っています。
e0222575_14362845.jpg

私も下さんの練習を見たことがありますが、とにかくよく走って、四股をふんで足腰鍛えているのもしばしば見ました。
ピッチングに関しても、一度ブルペンに入って投球練習をして、それから自主的にバッティングピッチャーを務めて、
またブルペンで投げたりすることもあって、本当に練習のムシでした。


こちらは日本ハムファイターズ時代のヨシコーチ 2006年2月1日名護キャンプより(コンデジ800万画素)
e0222575_141913.jpg

サインをしていただきました。
e0222575_1411894.jpg

2006年2月2日名護キャンプ 現役当時の佐々木貴賀投手を指導しているヨシコーチ
速球に魅力ある左腕ピッチャーでしたが、コントロールが悪く、サイドスローに前年からフォーム改造していました。
フォーム変更は、どの投手コーチの指導かは私はわかりませんが、結果が出ず伸びませんでしたね・・・。
この年のオフに戦力外となりました。現在、どうしているんでしょう?? 
保存してあるハードディスクから写真を探したんですが、投手を指導している写真はこれしか見つかりませんでした。
e0222575_14192032.jpg

e0222575_14194171.jpg

ブルペンからメイン球場へ向かうヨシコーチ
当時の私は、新庄剛志選手をメインに見ていたので、名護キャンプのブルペンはほとんど見ていません。
今思うと、勿体ないことをしたなあと思います。
新庄選手は、あちこち突然移動するので、ミーハー追っかけとしては大変で(笑)、
ファンや取材陣が集団移動するのを目印に、必死について走り回っていました。
なもので、ブルペンをゆっくり見学する暇はありませんでした。


ここからは楽天に移ってからの佐藤義則コーチ 2012年6月28日東京ドーム 日本ハム対楽天戦
この試合は、ヨシコーチの愛弟子・ダルビッシュ投手と田中将大投手の投げ合いという豪華な試合でした。
レポは こちら 結果は、ダルビッシュ投手がマー君に投げ勝ちました。
リンク貼り間違え訂正
e0222575_11251288.jpg


2013年3月21日 東京ドームオープン戦
e0222575_17372046.jpg


本を読んでみての一番の感想は、私はこの本をヤクルトスワローズのピッチングコーチ並びに首脳陣に
読んでほしいなあと思ったことです。もちろん、中には読んだ方もいらっしゃるでしょうけど。

プロフェッショナルの投手コーチとしての在り方が、まるで今のヤクルトベンチやブルペンの投手コーチとは異次元で
指導の仕方、考え方はいろいろあって当然ですが、ヨシコーチの姿勢は見習うべきことが多いと思います。

いちいち引用して書くと長くなるのと、著作権のこともあるので、あとがきで著者の永谷氏が書いた言葉を引用しておきます。
「佐藤義則という男は、どこまでもプロフェッショナルだ。個々の選手の分析、いい時と悪い時の洞察と記憶、
調子落ちの選手の修正点の指導はもちろん、その情報収集能力も侮れない」

この一文に集約されていると思います。

タラレバの話をしても虚しいですが、もし佐藤ヨシコーチがヤクルトの投手コーチだったらと、
夢みたいな事を妄想してしまいます。

同性同名の佐藤由規投手は、おそらく肩を壊すことなく順調に育っていたのではないかとか、
村中恭兵投手は、制球が良くなり、今頃は左のエースに成長していたのではないかと、つい思ったりしました。
2投手とも素材はピカいちですから。
反面、ヨシコーチの厳しい練習について行けなかった可能性も半分くらいありますけどね?

ヨシコーチの持論は、ウェートトレーニングが主流になってきた今では、一見時代遅れのようですが、
「走り込みで土台を作る」 「投げる筋肉は、投げ込みで鍛えるしかない」
私は、やっぱり投手はこれが基本だと思います。特に若手のピッチャーは!

メジャーに行く前後から、ダルビッシュ有投手は、ウェートトレーニングの重要さを力説していますが、
基礎が出来たのは、やはり佐藤ヨシコーチに言われて実践した走り込みと、投げ込みがあったからだと私は思います。

投げ込みをするといっても、間違ったフォームでやたら投げても意味がありません。
ヨシコーチ曰く、間違ったフォームで投げるから肩を壊すのであって、
その投手に合った正しいフォームで投げれば、故障はしないと言うことだそうです。
それをチェックするのがコーチでもあります。

ヨシコーチは、フォームに関しては型にはめるのではなく、その投手が最もいい球を投げていた時のフォームで投げられるよう、
助言・指導するのが基本のようです。
投げている本人にはわからないことでも、ちょっとした狂いがあると崩れてくる。
それを日頃から注意深く観察して、修正点をアドバイスする。
当たり前のことのようですが、実際にどこのコーチもそれが出来ているのかどうでしょう?

マー君などは、困ったときはマウンドからアイコンタクトでベンチのヨシコーチの指示を仰ぐことがあるそうで、
それに対し、ヨシコーチは問題なければOK、修正点があればゼスチャーで伝えると。
信頼関係があればこそできることでしょう。


佐藤義則コーチは、現役4年目に成績が落ち、チームも低迷。
そのオフ、梶間コーチによるマンツーマンの指導でフォームを作り直すことになります。
連日ハードな投げ込みをして、自然体に近いフォームを固めをしました。
しかし、無理がたたってへルニアになり、次のシーズンを棒に振りましたが、
それでも悔いはないどころか、あの経験があったからこそ、1年ブランクがあっても体がフォームを覚えていて、
結局、それ以降44歳まで現役で投げられたと語っています。

これをどう捉えるかは人それぞれですが、長く投げ続けられたたヨシコーチの実体験なので説得力はありますね。


ヨシコーチが指導する上で、最も重視しているのがストレート。
ダルくんは、今では変化球オタクと言われてもおかしくないくらい、あらゆる変化球を持ち球にしていますが、
プロ入り当初も、自分は「変化球投手」と自負していたそうです。
それに対し、ヨシコーチは2年目の1軍キャンプで、ストレートを磨くことに取り組み、
その後の方向性を決めることになりました。

著書の中にもありましたが、2006年9月27日、優勝争いをしているソフトバンクとの最終戦。
2-1で1点リードの6回、ダルくんを初のリリーフ登板させ6回1死から連続三振、
7回も三者凡退に抑える素晴らしい投球でした。
このシーンは、札幌遠征で生で観ましたが、今でもはっきり覚えています。

当時、私が書いていたブログから
「さらにドームが大きく沸いたのは、6回ダルビッシュ投手がマウンドに上がったとき。物凄い歓声でした。
150キロのストレート主体で、今季一番とも思えるほど気合が入ったピッチングで6、7回を0点に抑えます。
エースの風格さえ感じさせるダル君でした」

今はそれ以上の球速のストレートを投げるダルくんですが、私はこの時に見たストレートが、
私の中では最高だったと今でも思っているくらいです。

この最終戦に勝って、日本ハムファイターズはリーグ優勝、CS1位通過を決め、そして日本一の頂点に立ちました。
ダルビッシュ投手が若干20歳の時でした。

田中マー君に対しても、そうです。
プロ入り当初から「「僕はいつでもスライダーでストライクがとれる」と自信を持っていましたが、
ヨシコーチは、「まっすぐがよくないとダメ。まっすぐがよくなれば全部がよくなる。
基本はストレートという原点に返ってくれたことが、田中がよくなった要因だった」と話しています。

マー君が沢村賞をとる前年までの著書なので、まだマー君のフォーム改造をやり直しする前で終わっていますが、
ダルくんとマー君の決定的な違いは球持ちの長さだそうで、完成度はダルくんの方がずっと上としています。

ただ、ハングリー精神が強く、伸びしろが大きいマー君に対し、ヨシコーチは
「理想的な投げ方になれば、松坂以上の結果を出す」と語り、宿題を残したフォーム改造を
また秋季練習(2010年の)からやり直すと締めくくっています。

その成果が、今シーズンここまで21連勝という快挙につながっているんでしょうね。
「マー君、神の子、不思議な子」から、今や「神様、仏様、稲尾様」を超える連勝記録ですからね。
「神様、仏様、田中様」ですね。恐れ入りました。


最後に、佐藤義則コーチが指導して沢村投手を受賞した3人の投手について、ひとことずつヨシコーチの評を。

井川慶投手は、
「投げる能力は高かった。だけどあいつほど不器用なヤツはいない」

ダルビッシュ有投手
「10年にひとりの器用さ。自分が出会った最高の投手」

田中将大投手
「田中は伸びしろが大きいし、覚えなくてはいけないこともまだまだ多い。
だからこそ、これからどんなピッチャーになるのか、コーチとしても楽しみな存在だ」

2010年時点でのヨシコーチの思いです。

マー君が今年、これだけの結果を出し、ふたりで取り組んだフォーム改良が成功して、
ヨシコーチも一安心しているところでしょうね。
これに満足することなく、さらに進化したマー君のピッチングを魅せてほしいですね。
メジャー挑戦との話も出ていますが、海を渡っても必ず成功すると思います。

どんな名伯楽のコーチでも、一流の投手を育てるには、本人の素材が素晴らしいことは言うまでもありません。
ダルビッシュ投手や、田中将大投手は、佐藤ヨシコーチと出会ったタイミングが、これ以上ないくらい良かったんでしょうね。
運命的なものを感じます。

ダルくんがマー君に送ったメール
「佐藤さんが今度、楽天のコーチになるらしい。厳しいけど、あの人についていけば間違いない

佐藤義則投手コーチとしては、これ以上投手コーチ冥利に尽きる言葉はないでしょうね。

どれだけ強い信頼関係で結ばれていたかがわかります。

これからも、ダルくん、マー君に続く超一流のピッチャーの出現を楽しみに待っています。
ヨシコーチ、いつまでもお元気でご活躍ください。
by misty2011 | 2013-08-22 11:30 | パ・リーグ