2012年 09月 18日
館山146球耐えて完投11勝 打は残塁の山、バレンティンの2ランのみ
2戦目の先発はエース館山昌平投手、広島カープは今井啓介投手で午後6時試合開始。
館山投手は2回、先頭の丸選手に3塁打を打たれピンチを招くと、ワイルドピッチでカープに1点先制を許します。
難しいボールでしたが、中村悠平捕手には前で止めてほしかったですね・・・。
一方、ヤクルトは初回から3回まで、毎回、先頭バッターがヒットで出塁しますが、あと1本が出ず残塁の山。
4回も2死からヒットでランナーが出ますが、ここも得点できません。
4回までに6安打と攻めながらも残塁の山を築き無得点。決していい流れではありません。
試合経過は ニッカンスコア スワローズ公式サイトスコア
迎えた5回、先頭の雄平選手がヒットで出塁。今度こそと思いきや、
昨日のヒーローで、前の打席でヒットを打った田中浩康選手がピッチャーゴロ併殺打であえなく2アウト。
エンドランがかかっていたので、そこ以外なら雄平選手の足ならセーフだというのに、
おあえつらいむきのゲッツーコースでがっくりの溜息でした。
しかし、そのため息が、一瞬で歓声に変わりました。
このあと3番のユウイチ選手が四球で歩きます。今井投手のこの試合初の四球でした。
続く4番バレンティン選手が甘く高めに入ったストレートをセンター横に29号2ランホームランを放り込み
2-1と逆転に成功!
この一発は、阿部慎之助選手の3冠を阻み、バレンティン選手がホームランキングをほぼ手中にするホームランでもありました。
館山投手は、3回にも先頭から2安打されますが後続を連続三振。
6回には2死から四死球でピンチを招くと、堂林選手を空振り三振に斬ってとるなど、ピンチは結構あって
球数も増える一方でしたが、粘って耐えて得点を許しません。
8回でもうお役御免かと思ったら9回も続投。これには頭が下がりました。
9回は、堂林、天谷選手を連続三振に仕留めた後、最後はピッチャーライナーを好捕してゲームセット。
ヤクルトが2-1のロースコアを制し、5連勝、ついに貯金1で、カープとのゲーム差を5と広げました。
館山投手は146球6安打13奪三振の力投で、自身5連勝で11勝目を完投勝利で飾りました。
おめでとうございます。チームのため、最後まで一人で投げ切り、本当にお疲れ様でした。
今日は、どうぞゆっくり身体を休めてください。
余談ですが、鯉のプリンス堂林翔太選手は、今日4三振で、館山投手にとっては心のオアシスとなりました。
勝ったものの、ヤクルトの残塁打線はひどいものでした。ココ様の一発が出なければ、どう転んだかわからない試合でした。
12安打放ちながら11残塁で、得点はバレンティン選手の2ランのみ。
館山投手にとっては、そう調子がよくは見えない中、耐えるしかありませんでした。
最後のほうはフォークの連投で、これって血行障害の手術後の指には、相当負担だったんじゃないかと心配でした。
守護神のバーネット投手を今日は投げさせたくないこともあって、結局、1点差のまま最後まで投げることになりました。
もう少し、打線の援護があれば、もっとらくに投げられたのにと、打線のふがいなさにテレビの前で怒っていました。
次回は今日の借りをかえすべく、打線は大量援護でタテヤマンを助けてほしいと思います。
これだけ投げれば、次回は多少は影響が出るでしょう。
それにしても今日の勝利は昨日以上に大きいですね。
5ゲーム差はカープにとっては絶望的に厳しい数字となったことでしょう。
館山投手、真のエースの姿に心打たれました。
画像は5月20日神宮 館山昌平投手
明日はマエケン回避となりましたが、気をゆるめることなく、さらに連勝を伸ばしてください。
今度こそ赤川投手の好投を見せてほしいと願っています。
by misty2011
| 2012-09-18 22:27
| 東京ヤクルトスワローズ