2014年 05月 24日
燕最強打線と防御率ワースト投手陣の合わせ技、岸から6得点KOも12失点
交流戦初勝利を挙げた東京ヤクルトスワローズ。
燕打線は、みんなが負けじとよく打ち、バレンティン選手がかすむ程。
打率、安打数、打点、得点数、本塁打数が12球団トップの最強打線となっています。
しかも、12球団唯一、開幕から46試合連続得点を続けています。いまだ完封負けはしていません。
これだけの強力打線で、セ・リーグ5位というのが不思議なくらい?
それもこれもやはり投手力。こちらは12球団ワーストのチーム防御率4.877
これでも少しましになった数字です。
今日は今シーズン、ノーヒットノーランを含め、2試合完封勝利をマークしている、
パ・リーグ屈指の好投手・岸孝之投手との対戦。
最強燕打線vsノーヒッター岸孝之投手という非常に興味ある対決となりました。
ここで、岸投手を打てれば本物です!
前振りが長くなりました。
さて、試合の方ですが、こんな試合は何て書いたらいいのやら・・・。
立ち上がり、ナーブソン投手は先頭に四球、1死後も四球のあと、4番中村おかわり君に3ランホームランを浴び0-3
これで終わっていればまだ救いようがありましたが、このあと、浅村、アブレイユ、炭谷選手に3連打され
0-5
まるで昨日の初回のお返しをされたみたいでした。
正直、岸投手相手にこれはもう初回で終わったと思いました。
試合経過は ニッカンスコア
スワローズ公式 バレンティン選手の16号など毎回13安打で猛追も大量失点
ヤクルトは3回、岸投手から山田哲人選手が左中間スタンドに7号ソロホームランを放り込み1-5
よし、これで連続得点記録は続きます。
その裏、アブレイユ選手にタイムリーヒットを打たれ1-6
4回、ヤクルトは雄平選手ヒット、畠山選手が四球で出塁後、相手ショートエラーで1点追加して2-6
4回裏から真田投手に交代も、おかわり君のタイムリーヒット、浅村選手の3ランで2-10と一方的な展開に。
6回には3番手で今日1軍昇格した赤川克紀投手がアブレイユ選手にタイムリーを打たれ2-11
ヤクルトは7回、反撃に転じます。
比屋根選手が四球で歩くと、山田選手がライトへヒット、代打ユウイチ選手がライトへタイムリーヒットで3-11
川端選手のサードゴロで4-11とすると、
バレンティン選手がフルカウントからレフトスタンドへ16号2ランホームランを放り込み6-11とジリジリ追い上げます。
被弾した岸投手はさすがにがっくりしていました。
あれだけ点差がありましたが、しぶといヤクルト打線は好投手・岸君から何と6点奪い、ついに引きずりおろします。
7回裏、ヤクルトは岩橋投手が三者凡退に抑える好投。
直後の8回、ヤクルトは荒木、相川、比屋根選手がそれぞれヒット、死球、ピッチャー強襲内野安打で満塁とすると
ボウデン投手のボークで7-11
山田選手のサードゴロの間に1点追加して8-11
あれよあれよで3点差まで詰め寄ります。恐るべし燕打線!
もう試合はどうなるかわかりません。
しかし、8回裏、石山泰稚投手がメヒア選手にタイムリーを打たれ8-12と4点差に。
9回最後の攻撃は、先頭のバレンティン選手がヒット、代打・田中浩康選手が2塁打、荒木選手は四球を選び
1死満塁のチャンスでしたが、相川選手がサードゴロ併殺打に倒れゲームセット。
終盤追い上げましたが届かず8-12で西武ライオンズに敗れました。
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まあ、それにしても予想外の展開となりました。
相手が岸投手なので、ある程度負けは覚悟していましたが、先発のナーブソン投手が初回に5失点で悪すぎました。
それも2四球後に一発浴びるやってはいけない失点でした。
打線は岸投手相手に大健闘しました。
岸投手も点差が開いて、ちょっと気持ち的にはゆるんだところがあったのかもしれませんが、
それにしても、7回6得点で、実質KOですからね。
一方的な展開が、もしかしたら・・・なんてとこまで行けたのは、さすが最強打線です。
山田哲人選手が岸投手からホームラン、2塁打、シングルヒットと、あと3塁打が出ればサイクルでしたが、
最後の打席はサードゴロ。
写真は5月11日ハマスタ 山田哲人選手
雄平選手も岸投手から2安打。
そしてバレンティン選手が久しぶりの一発を岸投手から打ちました。
難しい球をギリギリスタンドまで運びました。
他の打席は、まだバレ様本来のバッティングではないですが、とにかくホームランが出てよかったです。
これをきっかけに、今度こそホームラン量産モードに入ってくださいませ。
打線は今日も2ケタ13安打で8得点と頑張りましたが、投手陣がそれ以上の16安打打たれ12失点。
まともな投手陣だったら勝てたかもしれない試合です。
交流戦に入って、6点、6点、8点、8点と得点して、1勝3敗ですからね。
失点は、9点、9点、4点、12点・・・
これではいくら打っても一緒や~!
燕打線の敵は、もしかして味方の投手陣だったりして?笑うに笑えない現実です。
結局、これまでのデータ通りの結果で、最強打線と最弱投手陣が同居するヤクルトスワローズは、
今日はワースト投手陣の方が勝ってしまったという情けない試合でした。
無失点に抑えろとは言いませんが、せめて先発が5回3失点くらいで投げてくれたら十分勝ち目はありました。
ま、それなら岸投手も、もっと気合が入ったとは思いますが・・・。
なんだかヘンな試合になって、岸投手の防御率が悪くなって、ちょっと可哀想でした。
ヤクルト投手陣のチーム防御率もまた今日で悪化して5.043と5点台に逆戻り。とほほ・・・
西武ライオンズとの2連戦はスタメンマスクが相川捕手でしたが、
せっかく打撃の調子がよかった中村悠平くんは出さずじまい。勿体ないですね。
捕手2人制の弊害のような気がします。出来れば捕手3人制にしてほしいです。
それなら代打も代走も、途中交代もできますから。
次のカードは中村捕手で行ってください。
ベテランへの気づかいもほどほどにお願いしますよ、小川監督。
ひとつ肝心なことを書き忘れていました。
ロマン投手は結局、右ひじ違和感で登録抹消されました。近日中に病院に行くそうです。
代わりに上がってきたのは赤川克紀投手です。
by misty2011
| 2014-05-24 19:41
| 東京ヤクルトスワローズ