2014年 09月 22日
小川監督が辞意
今季限りで辞任する考えを球団に伝えました。
後任は真中満チーフ打撃コーチが有力となっています。
衣笠球団社長との会談後、小川監督は会見で
「昨年最下位になり、今年も現時点では最下位の責任ということで、社長に辞意を伝え受理されました」と説明。
残り11試合については「最後までやるのが自分の仕事ではないかと思っている」とし、
シーズン最後まで指揮を執ることになりました。
サンスポ ヤクルト・小川監督が辞意 後任は真中コーチが有力
スポニチ ヤクルト 小川監督が辞意 球団に伝える「当然のこと」
日刊スポーツ 小川監督「辞意を伝え受理されました」
先々週に、サンスポ他に、既に来季は真中満打撃コーチが新監督になるという報道がされていたので、
発表は時間の問題だと思っていたので、そう驚くことはありませんでした。
私は他球団の投手のファンサイトをやっていたのもあって、小川淳司監督を、はっきり知ったのは2010年でした。
当時は、高田繁監督のもとでヘッドコーチをしていて、シーズン途中に高田前監督の引責辞任を受けて監督代行に就任。
19あった借金を返済した手腕には驚きました。
元々、ファンサイトをやっていた投手が所属していた広島カープよりは、
ヤクルトスワローズの方が以前から好きなチームでもあったので、
その年にその投手が引退したのをきっかけに、しがらみがなくなり、ヤクルトブログを始めることになりました。
このへんは、長年の私の選手個人優先、変わり身の早さでもあります。
当時は由規投手のファンで、由規投手の登板試合を主に観戦していました。
2011年は、優勝に手が届きながら最後に失速して2位に終わりました。
CSファーストステージでの巨人との3戦はすべて神宮で生観戦し、今でも鮮明に記憶に残っています。
感動で体が震えました。
また、CSファイナルステージでは、ナゴヤ遠征をして、館山投手が井端選手に2ランホームランを打たれ、
日本シリーズへの進出もかないませんでした。
その悔しさは言葉では表せないほどでしたね・・・。
監督代行から2011年にかけてが、小川監督の最も輝いた時だったでしょうね。
小川監督の人柄は大好きでしたが、昨年あたりから私は選手起用や采配には首をかしげることが多くなり、
ここでも遠慮なく批判的な事を書いてきました。
最下位になった責任、またケジメとして昨シーズンで辞任すべきだとも書きました。
この1年の低迷を思うと、今でもその考えは変わっていません。
もちろん、怪我人が多く出たこと、補強がままならなかったこと、投手陣の弱体化など、
誰が監督をやっても同じで、小川監督の責任というよりは、戦力のない中、よく頑張ったとも言えます。
それでも、元々ファミリーな体質のヤクルトが、この2年間くらいで、さらにゆるんだチームになったのは感じます。
監督の優しさ、気づかいは、いい面もありますが、勝負事には果たしてこれがよかったのかなあと疑問でした。
新監督が、内部昇格の真中コーチというのも、物凄く安易な人事となり、真中さん自体には好感を持っている私ですが、
チームの立て直しのためには、どうなのかな?と危惧しています。
むしろ、今シーズン打撃で結果を出した杉村コーチとのコンビのままの方がよかったのではないかとも思います。
だからって、他に誰か適任者と問われても返事に困りますが。それだけ監督の人材不足なのは確かです。
チームがどんなに低迷しても、スワローズ球団は、大きな変革は願ってないし、する気も見られません。
プロ集団でありながら、優勝を目指しているとも思えません。
私は他の多くのスワローズファンとは違って、ヤクルトのチームそのもの応援よりは、
好きな選手を見つけてその選手個人を応援する傾向が強い野球ファンなので、
チームのことに関して、あまりえらそうなことを言う資格はないと思います。それは自覚しています。
それでも、選手にとっては、強いチーム、優勝をを目指すチームの一員として戦っていきたいと思うのは
当然のことと思います。
昨年は最多勝投手と、日本記録を塗り替えるホームラン王がいて最下位
今シーズンは、打撃で目覚ましい結果を出している選手が複数いても最下位・・・。
選手個人の力や成績が、チームの勝利に結びつくことこそ、やりがいがあるはずです。
そういう、戦うチームになってほしいと願っています。
現状のヤクルトは、そうではありません。
来季に向けては、とにかく投手陣の再建に力を入れてほしいですね。
故障者の復帰待ちなんて、ノー天気なたわごとはもうやめてください。
小川監督の最大の弱点は、フロントに対して何も言えないサラリーマン的な監督であったことでしょうね。
お金を出し渋る球団にとって、好都合な監督さんであったわけです。
次の真中さんも内部昇格なので、その心配が大いにありますが、果たして補強を強く言い出せるでしょうか?
同じ道をたどる可能性があるかもしれません?
それだと、頭を代えても何も変わりません。
その他、コーチ人事も大幅に入れ替えてほしいです。
いくらファンがそう希望しても、そう変化がなさそうなのがいまの球団体質なので何とも・・・。
フロントにやる気が見えないのが、いちばん厄介です。
では、小川淳司監督の今シーズンの写真を何枚か
この2年間で広島カープとの立場が逆転しました。
人としては、小川さんの方が数段、知性も品格も人望もあります。きっぱり言えます!
チームの成績で野村謙二郎監督率いるカープに負けるのが、私は最も悔しいことでした。
記者に囲まれながら球場入りするのも残り少なくなりました。
原監督も選手の贔屓はありますが、それ以上に厳しさを持って接していました。
それが、小川監督に欠けていたことかもしれません。
口では「厳しくやる」「結果にこだわる」と話しながらも、実際はそうではありませんでした。
この点が、私が最もがっかりしたところでしょうか。
最近はベンチの中でも、覇気のない表情が多かった小川監督
辞意の申し入れは以前から決めていたんでしょうね?
監督代行から監督就任した当初の頃は、本当に夢を見させてもらって感謝しています。
思い切った采配や選手起用がズバズバ当たっていました。小川監督の目がギラギラ輝いていました。
しかし、この2年間は、私はかなり不満が残りました。
一部では、辞任後はGMに就任とのうわさもありますが、小川さんの適任ではないように思います。
球団に都合がいいだけであって、私は反対ですね。
功労者であることは間違いないので、何らかの形で球団の力になってほしいと願っています。
監督業から解放されたら、少しのんびりして、また柔和な温厚な小川さんの笑顔に戻ってほしいと思います。
今まで本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
いろいろ文句ばかり書き連ねましたが、小川監督が好きだったから、私がこのブログを始めたのも確かなことです。
by misty2011
| 2014-09-22 13:42
| 東京ヤクルトスワローズ