2014年 11月 22日
課題が見えた大谷翔平投手、日米野球東京D11/16フォト
あいにく私が観戦した11月16日東京ドーム第4戦では投げませんでしたが、試合前、練習を終えた大谷投手が
ベンチに引きあげる際に談笑していたので、そこをパチリしました。
自分の座席から撮りましたが、大谷くんは背が高いので、前を遮られることが少なく助かりました。
外野での練習を終え、リュックを背負って引きあげて来ました。
眉毛をきれいにお手入れしていますね。
身体は大きいですが、まだあどけなさの残る童顔で、笑顔がかわいい。
日米野球では、第2戦でリリーフで1イニング投げ三者凡退に抑えました。
第5戦の札幌ドームでは先発し、4回を投げ6安打2失点(自責は0)
ストレートは最速160キロで、毎回の7奪三振でしたが、打線が振るわず1得点で黒星がつきました。
今回の侍ジャパンの投手陣の中でも、大谷投手はメジャーからも注目され、何かと大きく取り上げられましたが、
ちょっと騒ぎすぎなような気がしましたね。
初回、いきなり先頭のアルテューベ選手にヒットを打たれますが、この後、2番プイグ選手をストレートで空振り三振。
3番・モーノー選手にはフォーク。そして4番・ロンゴリア選手にも臆することなく真っ向勝負で、三者連続三振を奪います。
2回も先頭を四球で出しますが、後続をセカンドゴロ併殺打に仕留めるなど無失点。
しかし3回、2塁打とヒットでランナーを出し、パスボールで1点失うと、
アルテューベ選手のショートゴロの間に2点目をとられ0-2となります。
この後、制球が乱れ、ヒットと四死球で満塁のピンチを招きますが、後続を連続三振に斬ってとりこの回2点どまり。
4回も2安打されピンチでしたが、2番プイグ選手を三振に仕留め、得点を許しませんでした。
4回を投げ6安打され7奪三振3四死球で2失点、パスボールでの失点もあり、ちょっと荒れたピッチングでした。
大谷くんのポテンシャルの高さと、ピッチングの未熟さの両方が出た試合だったと思います。
ストレートで空振りがとれていたのは良かったですが、ちょっと甘くなると簡単に弾き返されていました。
力んでコントロールを乱す場面もあって、メディアが必要以上に持ち上げる中で、まだまだだなあと私は感じました。
メジャー相手に真っ向勝負を挑み、手ごたえも感じた反面、メジャーの打者の怖さも感じたマウンドだったでしょう。
私は大谷くんは好きなピッチャーですが、いつも不思議に思うのは、スピードガン表示ほどの速さを感じない事です。
もちろん、速いんですが、160キロ出ても、うぉ~という感覚はあまりありません。
球場ではどよめきが起こりますが、あれはたぶん、球そのものよりスピードガン表示に対してだと思います。
ヤクルトの由規投手もそうですね。球速表示ほど速く感じませんでした。
これがどこから来るのか素人にはわかりません。逆に、表示以上に速く感じる投手もいますね。
大谷くんは、シーズン中でも意外とストレートで空振りがとれないことが多くて、打者に当てられています。
フォームが打者からすると見やすいのか、初速より終速が落ちるのか、キレがないのか、その辺の問題かと思うんですが。
解説の桑田さんだったかな?角度がもっとつけばいいと話していましたが、そういえばそんな気がしなくもないです。
私の希望としては、これからはスピードにこだわるよりは、よりキレのあるストレートを追い求めてほしいと思います。
上原浩治投手なんて、140キロ台でも、すごく速く感じて、空振りがとれます。
上原投手は球の出所が見えづらく、ストレートは回転が良く浮き上がるようだとメジャーの打者から評価されています。
今回、先発した投手の中では、楽天の則本投手が抜群のピッチングで、メジャー打線を沈黙させました。
160キロは出なくても、空振りをとれたし、ヒットも許しませんでした。
則本投手もシーズン中、不調の時期は、同じストレートでも棒球になっていて、打たれまくりましたね。
ちょっとのことで、ピッチャーは天国から地獄になることもあって、本当に大変だと思います。
大谷投手は3年後のWBCでは軸となる投手として期待されています。
その先には、本人の希望でもあるメジャー挑戦があるでしょうね。
二刀流は大変ですが、さらなる高みを目指して、これからも進化し続けてほしいと願います。
by misty2011
| 2014-11-22 11:19
| WBC・侍ジャパン