錦織選手、ワウリンカ選手に完敗で全豪オープンベスト4ならず

全豪オープンテニスは10日目を迎え、今日は準々決勝でベスト4進出をかけ、
第5シードの錦織圭選手が第4シードのスタニスラス・ワウリンカ選手(スイス)と対戦しましたが、
セットカウント0-3で完敗し、ベスト4入りはなりませんでした。

う・・・ん、残念ですが、テレビで試合を見た限りでは、正直、今日は勝てる要素がほとんどありませんでした。

第1セット、サービスダウンをした錦織選手がそのまま3-6でファーストセットを落とすと、
第2セットも同じような流れで4-6で落とします。

チャンスがあったとすれば第3セットでした。
ここまで相手スタン・ワウリンカ選手(NHK表記はバブリンカ)の強力サーブに苦しめられ、
一度もブレークできませんでしたが、
第3セットの第2ゲームで、相手サービスゲームをラブゲームで初めてブレークに成功!

これで流れが来るかと期待しましたが、直後の自分のサービスゲームを、ラブゲームで落としてイーブンとなります。
これは痛すぎました。
そのまま第3セットは6-6となり、タイブレークにもつれ込みます。

タイブレークでは劣勢から6-6と追いつきますが、自分のサービスゲームで
ラリーの応酬から、錦織選手がドロップショットを仕掛けますが、
これが無情にもネットを越えず6-7とマッチポイントを握られ、そのまま相手サービスエースでジエンド。
3-6、4-6、6-7(6-8)の、セットカウント0-3のストレート負けで、前年覇者ワウリンカ選手に屈しました。

前の試合、フェレール選手戦は完勝でしたが、今日はその逆で完敗でした。

相手サーブが強力で、なかなかブレークのチャンスがなかったこと。
錦織選手はサービスゲームのキープが精一杯で、ひとつ落とすと挽回が難しかったですね。

第3セットは、サービスダッシュをしかけるなど、攻撃的に攻めていき、それが功を奏してタイブレークまでもつれましたが、
最後は相手の速いサーブで決められました。

相手は長身でがっしりした体格。
見た目でもパワーの差を感じましたが、その通りの展開となりました。
サーブ力の差は歴然で、ストロークでも相手のシングルハンドのバックハンドが冴え渡っていました。
バックでクロスの打ち合いから、より角度をつけられ外に放り出されたり、
バックハンドでダウンザライン、また逆クロス気味にも強烈なショットでウィナーをとられました。
それでいて、ワウリンカ選手はミスも少なくて崩れる要素がなく、今日は勝つことが本当に難しかったと思います。

ベスト8から4へはやっぱり厚い壁が立ちはだかりましたね。

今回の全豪オープンのトーナメント表は、第2シードのフェデラー選手が3回戦で敗れたこともありますが、
右側のゾーンの方が比較的らくなような気がします。
左側は第1シードのジョコビッチ選手を筆頭に、ラオニッチ選手、ワリンカ選手と、強敵揃いでした。

錦織選手は昨年の全米オープンで準優勝して、世界ランク5位に上がり、今大会も第5シードとして注目を集めました。
惜しくもベスト4入りはなりませんでしたが、いろいろな面からKEIくんのテニスが研究されつつある中での
ベスト8は立派です。

今後、さらに上を目指すためには、今日の敗戦はいろいろ課題が見つかった試合だったと思います。
また、次の大会に向け、マイケル・チャンコーチと、サーブやネットプレーなど課題克服のために
ハードな練習を積み重ねていくことになるでしょう。
まだまだ伸びしろがある選手だけに、大いに期待が持てます。

今日の敗戦で錦織選手のテニス4大大会のひとつは終わりましたが、
さらにレベルアップして、これからのグランドスラム大会(全仏、ウィンブルドン、全米)で、
ひとつでもファイナリストになってくれるよう願っています。

プロ野球がキャンプインするまでの期間、錦織選手の活躍で、私は随分楽しませてもらいました。
テニスは、私もおばさんになってから始めて多くの草トーナメントに出ていたので、KEIくんのプレーを見ていて、
技術的な事は差があり過ぎて何も言えませんが、心理的には自分が戦っているような気分でテレビを
食い入るように見ていました。
また、テニスを再開したいような気持もありますが、ブランクが長すぎるのと、
足腰弱って、体力的にはもう無理って感じなのが残念です。
見るだけですが、テニスもやっぱり面白いスポーツですね。
by misty2011 | 2015-01-28 16:37 | テニス

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