開幕3連勝ならず★1-3 由規制球難、山田哲人初ヒットが適時打

東京ヤクルトスワロ―ズは敵地ハマスタで開幕2連勝
2018年の新たな首脳陣の戦術、キャンプでの指導が、選手の意識改革をもたらし、
それが実践できているように思います。
この2試合だけの選手の戦いぶりを見ても、チームが変わってきているとの印象を受けます。

開幕3戦目の先発は、
横浜DeNAベイスターズが、2年目19歳プロ初登板の京山将弥投手、ヤクルトは由規投手
ヤクルトのスタメンは3試合とも同じ。坂口選手は無事だったようで良かったです。

試合経過は ニッカンスコア

当ブログのスコア表記は、便宜上、ヤクルト側からの表記です。
(正式にはホームチームから記すのが普通です)

初回、先頭の山田選手は初球を打ってセンターフライ。
凡退しましたが、ファーストストライクを打ちに行く姿勢はいいと思います。
山崎選手は見逃し三振
バレンティン選手は左中間への当たりで2塁へ激走してタッチセーフ
しかしリクエストとなりリプレー検証の結果、判定が覆り3アウトチェンジ
これ、場内のスクリーンにも映像が流れるんですね。

1回裏、由規投手はストレートの四球で、今日1番の神里選手を出し2盗を許します。
2番の桑原選手は見逃し三振で1死となり、
筒香選手にも四球を与え1死1、2塁
ロペス選手はショート後方のフライを打ち上げインフィールドフライとなりますが、
廣岡選手が落球エラーで2死2、3塁(ハマスタは風が強く、舞っているようです)
宮崎選手も四球で2死満塁。
嶺井捕手はセンターフライに打ち取り無失点で切り抜けます。
初回、由規投手はストライクが入らず3四球でピンチを招きましたが、
相手の拙攻に救われました。振らずに立っていれば押し出しがあったかも?
しかし、先が思いやられる投球内容ですね。

2回2死後、坂口選手がライトフェンス直撃の2塁打で出ますが、
廣岡選手はセカンドフライで3アウト

2回裏、由規投手は2死後、倉本選手にライト前ヒットを打たれますが、
中村捕手が2盗を刺し3アウト

3回、ヤクルトは8番からの打順で三者凡退
山田くんは、またも外のカットボールを見逃し三振。これで早くも5三振(すべて見逃し)
毎度同じことの繰り返しで、もう愚痴る気力もなくなりました。

3回裏、由規投手は先頭の神里選手にレフトフェンス直撃の2塁打を打たれ、
送りバントで1死3塁から、筒香選手の1塁ゴロの間に、横浜が先制 0-1

4回2死後、青木選手がレフト前ヒットで出塁
川端選手は四球で歩きますが、坂口選手はセカンドゴロで3アウト

4回裏、由規投手は、宮崎、嶺井選手に連打され、大和選手は四球で無死満塁
京山投手は三振で1死満塁から、倉本選手が1塁線を破るタイムリーヒットを放ち
DeNAが2点追加して0-3
なおも1死1、2塁で、神里選手のセンターフライで
2塁走者がタッチアップして2死1、3塁
桑原選手は空振り三振で3アウト
両チーム「背番号1」が打撃不振で苦しんでいます。

5回1死後、中村捕手が3塁線を抜ける2塁打で出塁。今季初ヒット!
続く代打の畠山選手はセンターフライで2死2塁
山田選手は詰まった当たりながらライト前にポトリと落ちる
ラッキーなタイムリーヒットとなって1-3
ようやく出た今季初ヒットがタイムリーとなりました。
狙って右打ちしたのではないと思いますが、結果オーライです。
これで随分気持ちがラクになるでしょう。よかったです!
山崎選手はセカンドゴロで1点どまり

5回裏、ヤクルトは2番手で山中浩史投手が登板
筒香、ロペス、宮崎選手を三者凡退に抑えます。
宮崎選手の打球はセンター青木選手のナイスキャッチでした。

6回、DeNAは三上投手が登板
ヤクルトは3番からの攻撃も三者凡退

6回裏、ヤクルトはサードに藤井選手が入ります。
続投の山中投手は2死後、代打の楠本選手に死球をぶつますが、後続を抑えます。

7回、DeNAはリリーフに配置換えとなった井納投手が登板
坂口、廣岡が倒れ2死後、中村捕手が三遊間を抜けるヒットで出塁。今日マルチ
代打の鵜久森選手は空振り三振

7回裏、ヤクルトは中尾輝投手が登板
1死後、桑原選手がセンター前ヒット
中尾投手の暴投で1死2塁となり、筒香選手は空振り三振
ロペス選手も打ち取り3アウト

8回、DeNAはパットン投手が登板
山田選手はサードゴロ(ただし、当たり前ですが昨年と違って1塁へ全力疾走しています)
代打の上田選手はファーストフライ
バレンティン選手は空振り三振であっさり3アウト

8回裏、ヤクルトは近藤投手、ライトに上田選手が入ります。
近藤投手は三人できっちり片付けます。

9回、DeNAは山崎康晃投手が登板
青木選手がサードゴロ
藤井選手は打席の途中でどこか痛めたようで奥村選手に交代し、粘って四球で出塁
坂口選手はセンターへのヒットで1死1、2塁のチャンスを作りますが、
廣岡選手はショートゴロ併殺打でゲームセット

ヤクルトは1-3で敗れ、
DeNA2年目19歳の京山将弥投手に、プロ初登板初先発初勝利をプレゼントしました。
残念ですが、ヤクルト開幕3連勝はなりませんでしたね。


先発の由規投手は4回を投げ5安打4四球で3失点と、試合を作れませんでした。
大量失点したわけではありませんが、四球が多くては野手もリズムに乗れず、
打線は湿りました。
由規投手のコントロールは不治の病、最大の課題で永遠のテーマですね。

写真は浦添キャンプより由規投手
開幕3連勝ならず★1-3 由規制球難、山田哲人初ヒットが適時打_e0222575_15373678.jpg


2番手以降の山中、中尾、近藤投手は無失点リレーで好投しました。
山中投手は、今日のような使い方になるんでしょうか?
もう各球団に慣れられているので、先発より中継ぎの方がよさそうですね。
2イニングを投げノーヒット1死球と好投しました。

中尾投手も、貴重な左腕の中継ぎとして、存在感を示しました。
近藤投手は、オープン戦の時より良さそうですね。

打線は7安打で、山田哲人選手のタイムリーの1点のみ
中村悠平捕手に開幕初ヒットが出て、その後も打ってマルチヒット
坂口選手は相変わらず好調で、今日もマルチ。首位打者でも狙えそうな勢いです。
しかし、今日に関しては打線がつながりませんでした。

それから藤井亮太選手が心配ですね。
離脱となると、代わりの選手は誰になるんでしょう?
【追記】藤井選手はファールを打った際に右脇腹を痛め、抹消となりそうです。
サンスポ ヤクルト藤井、右脇腹痛め抹消へ

山田哲人選手は、ようやく開幕3試合目で初ヒットが出て、それがタイムリーとなりました。
正直、ホッとしましたが、その後は続かず、打撃内容はいいとは言えません。
まだ時間がかかりそうですね。
神宮に戻り、調整してほしいです。

山田くんに関して私が恐れるのは、
外の球に反応できず、各チームの相手バッテリーは、内を見せておいて(おかなくても)、
最後は外に投げておけば山田選手は打ち取れると、
バッチり対策をされてしまっていることです。
もう以前の怖がられる打者ではなく、完全に舐められています。
なので、たとえ凡打でも、外の球に何とかバットを出して喰らいつく姿勢を見せないと、
相手は遠慮なくそこを攻め続けてくるでしょうね。

また、追い込まれると打てないので、
ファーストストライクを積極的に打ちに行くことも大事だと思います。

キャンプでいくらバットを振っても、自分の弱点を克服する練習をしていなければ、
このまま対応できない期間が続く可能性はあります。
本人にどれだけ自覚があったかわかりませんが、
今の姿を見るとおそらく対策はしていないでしょう。昨年からずっと同じですから。

山田くんは、いい意味でも悪い意味でも自分のスイングにこだわるところがありますが、
相手があることだし、そうそう自分の思ったようなスイングができるわけではありません。
もう少し、来た球に対して柔軟性が欲しいです。

それとも、まだ死球恐怖症の後遺症が残っていて、外の球に踏み込めないとか。
一昨年9月の死球以降、私はイップス気味ではないかと折に触れ書いていますが、
それから立ち直れていないとするなら深刻です。

打席では、オープン戦よりは心なしか後ろに立っているように見えます。
開幕以降、たま~にですが、腰が引けているように見える時もありますね・・・。
あれでは外は届かないでしょうね。

ネガってばかりでは気持ちが暗くなるので、あえて擁護をするなら、
まだ自分のスストライクゾーンと球審のジャッジとが合わなくて戸惑っているとか。
今日の球審はかなりバラバラでした。
ただ、ストライクゾーンは審判によっても多少ずれがあるので、
自分でボールだと決めてはいけないでしょうね。
外の球をカットする技術がないのが苦しいところです。

すみません、キツくてネガティブなことばかり書いて。
ただ、私は期待値や根拠のない希望的観測で書くことはできない性分なので、
今のところ、山田くんの打撃に関してポジティブ要素を見いだせません。
もちろん、応援しているからこそ、そのうち良くなると信じてはいたいです。
足は期待できそうです。

まあ、取りあえず1本ヒットが出たので、これをきっかけにしてくれたらと思います。

              
by misty2011 | 2018-04-01 17:12 | 東京ヤクルトスワローズ

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